【NPS®対策】クリニックの清潔感を出すための対策について

クリニックの清潔感は、患者さんの来院体験を左右する重要な要素です。

清潔感溢れるクリニックでは、患者さんが居心地良く過ごすことができ、患者満足度やNPS®の向上も期待できます。

今回はNPS®対策の一つとして、クリニックの清潔感を出すための対策について解説します。

【NPS®対策】クリニックの清潔感を出すための対策5選

クリニックの清潔感を出すために実践したい対策としては、主に以下のことが挙げられます。

・照明を明るくする
・視界をスッキリさせる
・自然を採り入れる
・スリッパを用意する
・従業員の身だしなみに気を付ける

各項目について詳しく説明します。

照明を明るくする

クリニックのNPS®対策として清潔感を出すには、照明を明るくすることが大切です。

クリニックの待合室の照明の明るさは150~300ルクスが基準となっていて、診察室や処置室の場合は300~750ルクスであるようにとJIS規格で定められています。

こちらの範囲内で、不自然にならない程度に明るい照明を採り入れるのがポイントです。

ただしビジネス街にある大人向けのクリニックなどは、多少暗めでも問題ありません。

視界をスッキリさせる

クリニックの清潔感をアップさせる対策としては、患者さんの視界をスッキリさせることも挙げられます。

視界にさまざまなものが入ってくると、無意識に脳はその空間を「雑多である」と認識してしまいます。

そのため、受付や待合室などは視界に入るものを少なくしましょう。

受付周りはクリニックの第一印象を司りますが、必要な書類や備品が多く、散らかりやすいです。

一方扉付きのカルテ棚などを導入すれば、ある程度スッキリした印象を持ってもらえます。

また待合室については、待合ソファからトイレの出入りが見えたり、受付の従業員の視線を感じたりしないような造りにしなければいけません。

自然を採り入れる

NPS®対策の一環としてクリニックの清潔感を出したい場合は、なるべく自然の色や素材を採り入れるようにしましょう。

例えばクリニックの壁紙に白を選ぶ際、純白よりもアイボリーやベージュなどのアースカラーがおすすめです。

なぜなら、純白は汚れや黒ずみが目立ちやすいのに対し、アイボリーやベージュはそれほど経年劣化が気にならないからです。

また色使いだけでなく、素材でも木やファブリックなど、自然界のものを採り入れると良いでしょう。

スリッパを用意する

クリニックの清潔感を出すためには、患者さん用のスリッパを用意することも忘れてはいけません。

土足ではなくスリッパで院内に入ってもらうようにするだけで、クリニックの清潔感は格段にアップします。

なぜなら、外から運び込まれてきた泥や汚れが院内を荒らすことを避けられるからです。

またスリッパを導入することで、清掃の手間を大幅に軽減することもできます。

従業員の身だしなみに気を付ける

NPS®対策としてクリニックの清潔感をアップさせるためには、従業員の身だしなみに気を付けることも重要です。

制服については、こまめに洗濯して汚れやシワのない状態を維持することはもちろん、裾の糸がほつれていないか、胸元のボタンが開いていないかなども確認します。

またサイドの髪やおくれ毛はしっかりまとめ、勤務中に髪の毛が顔にかからないようにします。

ちなみにニオイも清潔感につながる要素であるため、従業員は意識しなければいけません。

香水は言うまでもなくNGですが、その他整髪料やハンドクリーム、リップクリームなども無臭のものを選ぶべきです。

まとめ

クリニックは患者さんが体調やケガを治す目的で訪れる場所です。

しかし、単純に医療だけを提供していても、なかなかNPS®は向上しません。

清潔感溢れる院内をつくり、患者さんがリラックスできる環境を整えることにより、NPS®は向上し、必然的に集患数も増加します。

もし患者さんの要望や現時点でのNPS®を把握したいのであれば、E-Pサーベイを活用してみましょう。