【NPS®対策】クリニックにおけるファサード看板の選び方

ファサード看板は、建物の商品、特に入口上部などの目立つ場所に設置される、店舗の顔となる看板です。
クリニックでは、NPS®対策としてもファサード看板は設置しなければいけませんが、こちらを選ぶときにはどのようなポイントを押さえるべきなのでしょうか?
今回はこちらのポイントを解説します。

【NPS®対策】クリニックのファサード看板の選び方

クリニックがファサード看板を選ぶ際は、以下のポイントを押さえておくべきです。

・医療広告ガイドラインの遵守
・看板の種類と特徴
・効果的なデザイン

各項目について詳しく説明します。

医療広告ガイドラインの遵守

クリニックがファサード看板を設置する際は、まずNPS®云々よりも医療広告ガイドラインを守ることを意識しなければいけません。

クリニックの看板は医療広告規制の対象になるため、表示内容に制限があります。
具体的には限定解除の対象外となり、基本的に広告可能事項のみを掲載しなければいけません。

またクリニックのファザード看板における必須記載事項としては、クリニック名や電話番号、医師名や住所など厚生労働省が定める事項が挙げられます。

虚偽・誇大広告や比較優良広告、患者さんの体験談や品位を損ねる内容については、掲載してはいけない事項として定められています。
虚偽・誇大広告は「絶対に治る」などの文言、比較優良広告は「他院より優れている」などの比較表現を指しています。
品位を損ねる内容については、費用を過度に強調する内容などが含まれます。

看板の種類と特徴

クリニックが設置するファサード看板は、適切な種類のものを選ぶのも大切です。

壁面看板は、建物の壁面に直接設置する看板で、ファザード看板の中でもっともオーソドックスなものです。
内部に照明がある内照式、外部から照明を当てる外照式、立体文字などさまざまなタイプがあります。

壁面看板を選ぶ場合は、遠くからの視認性を考慮し、サイズや照明方法を選びます。
立体文字にすれば、高級感やインパクトを与えることができます。

また建物の側面から道路に突き出すように設置する袖看板は、通行人や車両に向けてアピールするのに効果的です。
特に、クリニックの建物が道路から少し奥まっている場合や、複数のテナントが入っているビルなどでは有効です。

さらにウインドウサインについては、窓ガラスにカッティングシートやインクジェットシートを貼るタイプの看板です。
こちらは正確にはファザード看板ではありませんが、細かい情報を手軽に表示できるため、NPS®向上に寄与する可能性があります。

ただし高所作業が必要な場合や、複雑なカットが必要な場合のウインドウサインは、施工費用が高額になることがあります。

効果的なデザイン

NPS®を意識してファザード看板を設置するのであれば、デザインについてもある程度こだわるべきです。

フォントについては、誰にとっても読みやすいシンプルなフォントを選択しましょう。
色使いは、清潔感や安心感を連想させる青や緑、白などを選び、目立つ配色を心掛けます。

さらに必要な情報に絞り込み、ゴチャゴチャさせないことが重要であり、夜間や悪天候時でもクリニックが認知できるよう適切な照明の設置も検討しましょう。

ちなみに、駐車場を完備しているクリニックでは、駐車場に誘導するための看板も設置しなければいけません。
こちらも夜間、悪天候時など、さまざまな状況で見やすいものを選ぶことが望ましいです。

まとめ

クリニックの顔とも言えるファザード看板は、慎重に選んで設置することが望ましいです。
安心感や与えられるようなデザインで、なおかつ読みやすさなどの機能性にも優れていれば、NPS®向上につながる可能性は高いです。
もし他にもNPS®対策を行いたいというのであれば、E-Pサーベイを活用しましょう。
こちらのツールがあれば、患者さんが何を求めているのかがある程度把握できます。