クリニックは患者さんが病気やケガを治す場所ですが、それだけでなく、快適な時間を過ごせる場所でなければいけません。
どれだけ医師の腕が良くても、居心地が悪いと思うようにNPS®スコアは伸びないことが考えられます。
今回は、そんなクリニックにおけるサービスの一環として、Wi-Fiを導入することのメリットを解説します。
【NPS®対策】クリニックがWi-Fiを導入することのメリット5選
Wi-Fiは、スマホやパソコンなどの機器を無線でインターネットに接続するための技術です。
こちらをクリニックで導入するメリットとしては、主に以下のことが挙げられます。
・待ち時間対策になる
・患者さんの孤立感を解消できる
・患者さんの情報収集に役立つ
・患者さんの家族や友人にも良い印象を与える
・災害時にコンタクトが取りやすい
各メリットについて詳しく説明します。
待ち時間対策になる
クリニックがWi-Fiを導入すれば、患者さんの待ち時間対策になります。
どれだけシステムが整備されたクリニックでも、ある程度の待ち時間は発生してしまうものです。
このとき、患者さんが時間を持て余してしまうと、クレームやNPS®の低下につながるおそれがあります。
一方Wi-Fi環境が整備されていれば、患者さんはスマホで動画を観賞するなど、ある程度待ち時間を有意義に過ごすことができます。
そのため、実際の待ち時間が減ったわけではありませんが、体感の時間は短くなります。
患者さんの孤立感を解消できる
患者さんの孤立感を解消できるという点も、クリニックがWi-Fiを導入するメリットの一つです。
特に初めて一人でクリニックを訪れた方や、入院患者さんなどは、外部との連絡が取りにくいと不安や孤立感を覚えるでしょう。
このような場合に、Wi-Fiを使うことができれば、患者さんは気兼ねなく外部の家族や友人と連絡が取れます。
もちろんWi-Fiがなくてもスマホさえあれば連絡は取れますが、通信料を気にする患者さんの評価は高くなります。
患者さんの情報収集に役立つ
クリニックがWi-Fiを導入すれば、患者さんの情報収集に役立てることができます。
患者さんの中には、自身の疾患やその治療法などについて、インターネットで検索する方もいます。
そうすることで、より主体的に治療に参加できるからです。
しかしこのときWi-Fiが完備されていなければ、スマホの動作が遅くなり、情報収集に時間がかかる可能性があります。
そのため、患者さんの気持ちも考慮し、クリニックはWi-Fiを導入しておくべきです。
患者さんの家族や友人にも良い印象を与える
Wi-Fiが完備されているクリニックは、患者さんだけでなくその家族や友人にも良い影響を与え、それがNPS®の向上につながる可能性もあります。
ここでいう家族や友人とは、主に付き添いや入院のお見舞いでクリニックを訪れる方を指しています。
特にお見舞いの場合、患者さんの家族や友人はある程度長い時間をクリニックで過ごすことがあります。
そのため、入院環境が備わっているクリニックでは、気兼ねなくスマホを使用できる環境を整えるのが大切です。
災害時にコンタクトが取りやすい
万が一クリニックで地震などの災害が起きた場合でも、Wi-Fiを導入していれば患者さんがコンタクトを取りやすくなります。
災害発生時は多くの方が安否確認や情報収集でスマホを使用するため、回線が混雑してつながりにくくなることがあります。
しかし、クリニック内でWi-Fiに接続できれば、このような問題は解決できます。
まとめ
クリニックのWi-Fi導入は、単純に待ち時間対策として有効なだけでなく、さまざまな角度からNPS®スコアを向上させることに寄与します。
またよりNPS®を向上させたいのであれば、E-Pサーベイを活用してみましょう。
EPサーベイがあれば、クリニックにおける現在のNPS®を確認できるだけでなく、Wi-Fi以外にも患者さんがどのようなサービスを求めているのかがわかります。