クリニックはこれまで、ブランディングや差別化に力を入れる業界ではありませんでした。
しかし近年は少子高齢化やクリニックの増加により、差別化をしなければ生き残れません。
またクリニックにおける差別化やNPS®向上の方法の一つに、ロゴづくりが挙げられます。
今回は、クリニックのロゴづくりの主なポイントを解説します。
【NPS®対策】クリニックのロゴづくりの主なポイント5選
クリニックが差別化やNPS®対策としてロゴを作成する場合、以下のポイントを押さえるべきです。
・シンプルなデザインを意識する
・わかりやすいものをモチーフにする
・イメージに合った書体にする
・時代や流行に左右されないデザインにする
・著作権侵害に注意する
各項目について詳しく説明します。
シンプルなデザインを意識する
クリニックの差別化、NPS®向上につながるロゴデザインでは、シンプルさを意識することが大切です。
理由は簡単で、シンプルなデザインの方が患者さんに覚えてもらいやすいからです。
有名な企業のロゴを想像してもらえればわかりますが、大企業ではシンプルなロゴを採用しているケースが多いです。
複雑なデザインにすると、ロゴに込められた意味が伝わりにくくなるため、基本的には一目で見てわかりやすいものにすることが大切です。
わかりやすいものをモチーフにする
クリニックのロゴを作成する際は、なるべくわかりやすいものをモチーフにすることも大切です。
ロゴにはモチーフが採り入れられることも多いですが、何が由来なのかがわかりやすい方が「あの〇〇のマークのクリニック」というように患者さんに定着しやすいです。
例えば港の近くのクリニックであれば、波の模様や船の舵をモチーフにすることで、非常に良いロゴマークが出来上がります。
イメージに合った書体にする
クリニックブランディングやNPS®向上につながるロゴづくりでは、使用する書体についても注意しなければいけません。
書体にはゴシック体や明朝体、手書き風書体などがありますが、どれを使用するかによってイメージは変わってきます。
例えば親しみやすさをアピールしたい場合は手書き風書体、高級感をアピールしたい場合は明朝体など、そのクリニックのイメージに合ったものを選びましょう。
時代や流行に左右されないデザインにする
クリニックの差別化、NPS®向上につながるロゴを作成するには、時代や流行に左右されないデザインにすることも意識しましょう。
どの時代でも愛されるデザインが軸になっている方が、クリニックのブランド価値を高めやすいからです。
また時代に応じて、変化させ得るものであるかも検討しておくべきです。
ロゴデザインの核となる部分は残しつつ、時代のニーズに合わせて微調整できる余地を持たせることで、長期的な視点でのブランディングが可能になります。
著作権侵害に注意する
クリニックのロゴを作成する際は、著作権侵害に注意しなければいけません。
ロゴマークは、企業の数だけ存在すると言っても過言ではありません。
そのため、既存のデザインをそのまま使用することはもちろん、似ているデザインの場合も著作権侵害行為として問題になることが挙げられます。
対策としては、ロゴを作成する際、Googleの画像検索機能などのツールを利用し、似ているデザインがないかどうかを確認しておきましょう。
ちなみにロゴだけでなく、前述した書体の著作権についても配慮しなければいけません。
まとめ
クリニックのロゴは、看板だけでなく診察券や封筒など、さまざまなところにデザインされるものです。
そのため、他院との差別化や患者さんのNPS®向上を意識して作成しなければ、イメージ付けや集客数の増加は難しくなります。
ロゴマークのデザインを含む患者さんの要望について知りたいというクリニックは、E-Pサーベイで生の声を聞いてみましょう。