NPS®スコア向上のためのプライバシー保護対策について

クリニックのNPS®スコアを向上させるためには、患者様が快適に院内を利用できるよう、体制や設備を整えなければいけません。

中でも、プライバシー保護に関する対策については、不特定多数の患者様が集まるクリニックにおいて必要不可欠です。

ここからは、具体的にどのような対策を取るべきなのかについて解説します。

診察室の会話漏れ対策

クリニックがNPS®スコア向上を目指すには、まず診察室における会話漏れの対策に着手すべきです。

患者様の中には、自身の症状や病気に関することを極力他人に知られたくないと考える方も多いですが、診察室の構造や設備が適切なものでない場合、待合室にまで会話の内容が聞こえてしまうことがあります。

そのため、クリニックは壁や天井からの音の反射を押さえ、音が増幅しないようにしたり、壁やパーテーションを設置して、漏れる音を遮断したりしなければいけません。

また、スピーカーを設置し、違う音を流して会話を聞こえにくくするサウンドマスキングも効果的です。

採尿専用トイレの設置

NPS®スコア向上を目指すクリニックでは、プライバシー保護対策の一環として、採尿専用のトイレも設置すべきです。

採尿は、クリニックにおける検査でよく実施されますが、他の患者様も入るような一般のトイレでの採尿は、患者様を不快にさせてしまう可能性があります。

また、尿を提出する窓口に関しても、人目につくところに設置してしまうと、特に女性は使いづらくなります。

そのため、院内には採尿を行う方専用のトイレを設置しましょう。

こちらは、他の患者様が立ち入らない個室トイレであり、便器のすぐそばに尿の提出口があるため、一連の流れを見られることはありません。

番号での呼び出し

番号での呼び出しも、クリニックがNPS®スコアを向上させるには必要な取り組みだと言えます。

以前まで、フルネームで患者様の呼び出しをするのが一般的でしたが、近年はこちらを快く思わない患者様も増えています。

また、個人情報保護の問題もあるため、クリニックは番号を電光掲示板に表示させ、患者様を呼び出すようにしましょう。

ちなみに、番号に関しては、診察券などにあらかじめ印刷しておくことで、患者様の取り違えが起こる心配もありません。

まとめ

ここまで、クリニックがNPS®スコアを向上させるために実施すべき、プライバシー保護対策について解説してきました。

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