クリニックの待合室は患者さんが長い時間を過ごすため、居心地の悪い空間であってはいけません。
また待合室にはイスを設置しますが、クリニックによっては一人ずつ座るイスではなく、円形のイスを設置することもあります。
今回は、クリニックに円形のイスを設置するメリット・デメリット、NPS®との関係などを解説します。
【NPS®】クリニックに円形のイスを設置するメリット
クリニックに円形のイスを設置するメリットとしては、主に以下のことが挙げられます。
・移動がしやすい
・狭いスペースを活用できる
・クッション性が高い
各メリットについて詳しく説明します。
移動がしやすい
クリニックの待合室に設置される円形のイスは、患者さんの移動をスムーズにすることにつながります。
背もたれがあるイスの場合、深く腰掛けた場合には立ち上がるのが大変なことがありますが、背もたれのない円形のイスはそのような心配がありません。
そのため、診療や処置の際に患者さんがスムーズに動けます。
狭いスペースを活用できる
こちらはクリニック側のメリットですが、円形のイスは待合室の狭いスペースを有効活用できます。
通常のイスの場合、どうしても幅を取ってしまうことがありますが、円形のイスは少ないスペースであっても5~6人は座れるスペースを確保できます。
また座れる可能性が高いということは、患者さんのNPS®向上にも寄与します。
クッション性が高い
クリニックに設置するような円形のイスは、座面のクッション性が高いタイプのものが多いです。
具体的にはソファのような座面であるケースが多く、患者さんはこちらを快適に感じ、NPS®も向上できることがあります。
【NPS®対策】クリニックに円形のイスを設置するデメリット
一方、クリニックの待合室に円形のイスを設置すると、以下のようなデメリットが生まれます。
・身体に負担がかかる
・姿勢が不安定になる
・パーソナルスペースの侵害
各デメリットについて詳しく説明します。
身体に負担がかかる
円形のイスには背もたれがないため、体圧が坐骨や臀部に集中しやすくなります。
そのため、長時間座ることで腰や体幹の筋肉に負担がかかりやすく、疲労しやすくなります。
特に座面が硬いタイプのイスについては、待合室での時間を過ごす患者さんにとって大きな負担になり、クリニックのNPS®も低下してしまうおそれがあります。
姿勢が不安定になる
円形のイスは骨盤が安定しにくく、正しい姿勢を保つのが難しいです。
また骨盤の不安定さを補うため、座っているときには猫背になりやすく、肩や腰の負担が増える可能性があります。
そのため、患者さんにとっては決してくつろげるタイプのイスではないと言えます。
パーソナルスペースの侵害
パーソナルスペースを侵害しやすいことも、クリニックに円形のイスを設置するデメリットです。
通常の一人掛けのイスは、ある程度近い間隔で設置しても、横の患者さんとの距離が保たれることが多いです。
こちらは座面が広めだったり、ひじ掛けがついていたりするからです。
一方、円形のイスは背もたれやひじ掛けなどがなく、あくまで座面が円形に連なっているだけです。
そのため、座る人数によっては隣の患者さんとの距離がとても近くなります。
あまりに患者さん同士の距離が近いと、窮屈に感じさせてしまったり、気を遣わせたりしてNPS®が下がる可能性があります。
まとめ
冒頭でも触れたように、クリニックの待合室は患者さんにとって非常に快適な空間にしなければいけません。
そのため、円形のイスを設置する際はメリット・デメリットを把握し、NPS®が低下しないよう対策を取ることが大切です。
また待合室の使い勝手を良くするにあたっては、E-Pサーベイの活用もおすすめです。
こちらのツールを使用すれば、患者さんのNPS®を測れるだけでなく、具体的な要望についても収集できます。