【NPS®対策】クリニックの立地の悪さをカバーするには?

クリニックの中には、お世辞にも立地が良いとは言えない場所で経営されているところもあります。
例えば最寄り駅から離れていたり、周辺の居住者層と診療科目がマッチしていなかったりするケースです。
今回は集患およびNPS®対策として、クリニックが立地の悪さをカバーするための対策を解説します。

【NPS®対策】クリニックが立地の悪さをカバーするための対策5選

以下の対策は、立地の悪さを補うために必要なことです。

・看板の設置
・情報発信の強化
・来院しやすい環境づくり
・競合との差別化
・その他

各項目について詳しく説明します。

看板の設置

立地が良くないクリニックは、看板を設置することが望ましいです。

具体的には、目立つ場所にクリニック名や診療科目、特徴を記載した看板を設置します。
このとき、患者さんの目に留まりやすいデザインや色、サイズを検討しなければいけません。

さらに、設置する看板は複数にすることで、視認性を高めることができます。

患者さんが訪れたとき、場所がわかりにくいとNPS®が低下してしまうおそれがあります。

情報発信の強化

立地が悪いクリニックでは、情報発信の強化も必須です。

例えばクリニックのWebサイトやSNSアカウントを作成し、適宜情報発信を行うことが望ましいです。
内容としては、診療時間やアクセス、診療内容や医師紹介、患者さんの声などです。

患者さんの中には、インターネットからクリニックの情報を事前に収集したいと考える方も多いです。
そのため検索しても情報が少なく、なおかつ立地も悪いとなると、集患やNPS®の向上は期待できません。

来院しやすい環境づくり

立地が悪かったとしても、患者さんが来院しやすい環境を整備すれば、おのずとNPS®は向上します。

例えば駐車場を完備すれば、遠方からでもある程度の集患が見込めます。
さらに院内をバリアフリー化したり、待ち時間を減らすための予約システムを導入したりすることも有効です。

もちろん、受付の従業員の対応を丁寧にし、患者さんが安心して通院できる雰囲気をつくることも大切です。

競合との差別化

立地が良くないクリニックは、競合する別のクリニックとの差別化を図らなければ、なかなか集患数もNPS®も伸ばせません。

具体的には、専門性の高い診療科目を提供したり、最新の医療機器を採り入れたりするのがおすすめです。

他院では受けられない治療が受けられるという場合、多少立地が悪くてもそこまで足を伸ばしてくれる患者さんは増加します。

また競合との差別化を図る場合、診療時間も工夫することが望ましいです。
例えば診療時間を長くしたり、年中無休にしたり、予約なしでも受診できる体制を整えたりするのが有効です。

患者さんの中には、普段忙しくなかなかクリニックに通う時間がないという方も多いです。
そのため夜遅くまで開いていたり、土日でも通えたりするクリニックは集患数が伸びやすく、NPS®も向上しやすいです。

その他

その他の対策としては、周辺の医療機関との連携や口コミの活用などが挙げられます。

たとえクリニックの立地が悪かったとしても、周辺の医療機関と連携すれば、紹介された患者さんの獲得につながりやすくなります。

またクリニックの良い口コミを増やし、新規の患者さんの獲得につなげることも大切です。
もちろん良い口コミを増やすには、前述したような対策により、まずはある程度患者さんのNPS®を向上させる必要があります。

まとめ

クリニックの立地が悪かったとしても、工夫次第で集患数は増加しますし、NPS®も向上します。
逆に何の工夫もなくただ単に経営しているだけだと、すぐに経営が立ち行かなくなってしまう可能性が高いです。
もし自院でどのような対策を取ればわからないというのであれば、E-Pサーベイの活用がおすすめです。
こちらは患者さんのNPS®を測定できるだけでなく、要望や評価などの情報も得ることができるツールです。