飲食店の新規出店は、戦略的に実行しなければすぐに集客が途絶え、売上が上がらず、閉店に追い込まれてしまいます。
また、新規出店の戦略とは、“潰れない飲食店”を作るための戦略を指しています。
ここからは、飲食店の新規出店における戦略について、見落としがちなポイントも交えながら解説します。
飲食店の新規出店で押さえておくべきポイント3選
以下の3点を押さえることで、飲食店の新規出店が成功する可能性はアップします。
・立地
・飲食店のデザイン
・業務マニュアル
立地
新規出店の戦略として欠かせないのは、やはり飲食店を出店する立地を戦略的にリサーチすることです。
まずは、広い意味でのリサーチから始めましょう。
新規出店を検討しているエリアの歴史、文化などをリサーチし、新規出店が妥当かどうかを考えます。
そのエリアで盛んな産業などもリサーチすることで、将来的に収益が見込めるのかどうかを少しでも計算できます。
広い意味でのリサーチが終わったら、次は狭い意味でのリサーチです。
最寄り駅の乗客数、年齢層、ライバル店の存在など、突き詰めて情報を集めます。
特にライバル店の情報に関しては、その飲食店の価格帯やサービス内容も知っておくことで、対抗するための戦略が練りやすくなります。
飲食店のデザイン
新規出店するエリアにおける戦略に関しては、用意周到な方も多いかと思います。
しかし、飲食店のデザインにおける戦略は見落としがちです。
新規出店をするからには、潰れない飲食店のデザインとはどういうものなのかも意識して、戦略を立てなくてはいけません。
例えば、カラーリングです。
飲食店のイメージによって明るい色、暗い色を使い分けることは構いませんが、できるだけ清潔感があるカラーリングにするのがおすすめです。
また、外観で重要なポイントは、何のお店なのかわかりやすいようにするということです。
新規出店からすぐに集客が増加すれば問題ありませんが、初めて入店する方でも入りやすい外観にすることで、集客アップの可能性を上げておくことは重要です。
業務マニュアル
新規出店をする際は、業務マニュアルについても戦略的に作成すべきです。
新たに出店する飲食店が1号店である場合は、当然マニュアルが必要ですし、2店舗目以降では、1号店のサービス内容、品質などの再現性が求められます。
そのため、以下の項目を押さえたマニュアル作成は必須です。
調理関連 | 料理の調理手順、提供方法など |
教育関連 | 従業員の教育項目、手順など |
その他 | レジ締め、清掃、備品管理など |
まとめ
ここまで、飲食店の新規出店における戦略について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
細かいポイントを押さえて出店しなければ、競争の激しい飲食業界で生き残ることはできません。
飲食店が開業から1年以内に閉店してしまうというケースは、往々にしてあります。
また、開業後はE-Pサーベイproを活用し、適宜来客の意見やニーズを把握することも大切です。