食育は、子どもが身近な大人からの援助を受けながら、他の子どもとの関わりを通じ、食への関心を育むもの、または食を営む力の基礎を培うものです。
保育園では、教育の一環としてこちらの食育にも力を入れなければいけません。
今回は、食育に関する具体的な取り組みについて解説したいと思います。
保育園における食育に関する取り組み3選
保育園で実践すべき食育に関する取り組みとしては、主に以下のようなことが挙げられます。
・食事の当番活動
・食材の栽培や収穫
・特別食の導入
食事の当番活動
食事の準備、盛り付け、片付けといった一連の流れを当番制で行うことにより、子どもは食に興味を持つと同時に、自身で盛り付けができたことの達成感、食事の準備や片付けの大変さなどを学ぶことができます。
また、自分たちで準備した食事を正しいマナーで食べさせることにより、箸やスプーンの使い方、食前、食後の挨拶なども身に付けさせることが可能です。
食材の栽培や収穫
野菜などの栽培や収穫、調理を行うことも、保育園における大事な食育です。
これらを経験することで、子どもたちには以下のような知識や感覚が身に付きます。
栽培 | 畑を耕してから植えて世話をすることで、食材が大事に育てられていることを知る |
収穫 | 収穫の大変さ、工程、食材や命あるものの大切さなどを知る |
調理 | 食材の下処理の方法、一から調理することの大変さ、達成感を知る |
特別食の導入
保育園における子どもたちの昼食は、基本的には保育園が用意する給食です。
こちらを食べる際のマナーなどを教えることでも、十分食育につながりますが、より効果を高めたいのであれば、特別食も導入すべきです。
ここでいう特別食とは、月に一度の誕生日会やクリスマス会、ひなまつりなどのイベントに合わせて出されるメニュー(ケーキ、チキン、お寿司など)のことをいい、これらは子どもにおける食への興味、楽しさをかき立てることにつながります。
また、普段の給食においては、子どもたちが好きなものばかりではなく、旬や季節に合った食材を使用することでも、食というものの奥深さや魅力を伝えることができます。
まとめ
ここまで、保育園が実施すべき食育に関する取り組みについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
前述した取り組みを実践しているにもかかわらず、子どもの関心が低かったり、保護者の評価が良くなかったりする保育園は、アンケートツールのE-Pサーベイproを活用してみましょう。
顧客満足度調査を実施することにより、新たな食育活動の問題点や改善点が見えてくるかもしれません。