保育士は子どもと接する機会が極めて多く、信用してもらうため、または適切な教育を行うために、さまざまなことを考えて対応しなければいけません。
また、子どもと同じように日々接することになるのが、子どもたちの保護者です。
今回は、保育士が保護者と接する際に注意すべきポイントを見て行きたいと思います。
保育士が保護者と接する際に注意すべき3つのポイント
保育士が保護者の対応をしたり、話したりする際には、以下の3つのポイントに注意すべきです。
・言葉遣い
・子どもに関する発言
・連絡帳の内容
言葉遣い
保育士が保護者と会話する際は、失礼な言葉使いにならないように注意しなければいけません。
親近感を持って言ったつもりの言葉でも、相手方はそれを不快に感じたり、傷ついたりすることがあります。
例えば、お願いや指示をする際、「〇〇してください」と上から目線の物言いにならないように気を付けましょう。
家庭の事情によっては不可能なこともあるため、保護者の立場をきちんと配慮する必要があります。
子どもに関する発言
保護者と接する際には、子どもに関する発言にも注意しましょう。
特に、以下のような子どもを否定する言葉、他の子どもと比較する言葉を保育士から聞くと、保護者は不信感を募らせてしまいます。
子どもを否定する言葉 | ・「今日も〇〇ちゃんは座っていられませんでした」
・「あれは○○ちゃんが悪いです」 など |
他の子どもと比較する言葉 | ・「〇〇ちゃんの方が良くできていました」
・「〇〇ちゃんのようにできると良いですね」 など |
連絡帳の内容
保育士が記入する連絡帳は、保護者が必ず目を通すものですが、こちらにはなるべく子どもにおけるプラス面のことが望ましいです。
また、時には子どもの気になる点、問題行動などについても報告しなければいけませんが、このような場合は連絡帳ではなく、口頭で柔らかく保護者に伝えるようにしましょう。
連絡帳にマイナス面のことばかり書いてしまうと、「顔を合わせる機会があるのに、なぜ直接言ってくれないのか」と、保護者を不快な気持ちにさせてしまうおそれがあります。
つまり、マイナスなことほど、事務的な伝え方をしない方が良いということです。
まとめ
ここまで、保育士が保護者と接する際、注意すべき主なポイントを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
保護者から見た保育士の評価があまり高くないと感じる保育園は、一度保護者にアンケートを取り、どこに問題があるのかを明確にする必要があります。
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