コンビニが閉店し、別の店舗に変わるという事例は、決して珍しくありません。
皆さんが住むエリアでも、このような店舗を一度は見かけたことがあるかと思います。
では、コンビニの居抜き物件で飲食店をオープンするメリットには、一体どのようなことが挙げられるでしょうか?
詳しく解説します。
コンビニの居抜き物件で飲食店をオープンするメリット4選
居抜きでの飲食店開業を目指す方は、以下のようなコンビニの居抜き物件で開業することのメリットを知っておきましょう。
・立地が良い
・駐車場が広い
・インフラが整備されている
・視認性が高い
立地が良い
コンビニの居抜き物件は、良い立地にあるケースが多いです。
こちらは、コンビニ開業時に、他の業種にはない専門的な立地調査が行われることが理由です。
コンビニ経営の成否は、ほとんど立地で決定すると言っても過言ではなく、面積や敷地の間口の広さ、周囲の交通量や商圏範囲など、細かい基準をクリアした立地でのみ開業されます。
そのため、コンビニの居抜き物件で飲食店をオープンすれば、交通量が多く、多くの方の目に留まる環境で営業することができます。
駐車場が広い
駐車場が広いというところも、コンビニの居抜き物件で飲食店をオープンするメリットの1つです。
幹線道路沿いなどのコンビニは、そのほとんどが駐車場付きであり、こちらはファミリー層をターゲットにする飲食店において、とても大きな武器になります。
特に、車移動が多い地方の場合、広い駐車場でターゲットの幅を広げることは非常に重要です。
インフラが整備されている
コンビニは小売店舗ではありますが、意外とインフラはしっかり整備されています。
例えば、飲食店経営には欠かせない以下のようなインフラは、すでに整っています。
カテゴリ 主なインフラ
電気関連 電気、空調など
水道関連 給排水設備など
調理関連 調理場、ガスなど
もちろん、新しく居抜き開業する飲食店と、コンビニのインフラが必ずしもマッチするとは限りません。
それでも、一からインフラ工事を行うよりかは、開業コストは大幅に抑えられることが期待できます。
視認性が高い
先ほど、コンビニの居抜き物件は好立地が多いという話をしましたが、視認性が高いというのもコンビニ跡地の大きな特徴です。
コンビニの居抜き物件は、外からでも店内の様子が見えるようにガラス張りになっていますし、看板によって離れた場所からでも店舗の位置を確認できます。
新規事業として飲食店を開業する場合、視認性の高さ、つまり目立ちやすさはとても重要であり、看板などを用いて周辺住民にアピールすることができれば、オープン前から店舗の存在を認識してもらいやすくなります。
コンビニの居抜き物件におけるデメリットは?
コンビニの居抜き物件で飲食店をオープンすることのデメリットとしては、まず店舗面積の広さが挙げられます。
駐車場付きのコンビニにおける店舗面積は、35~50坪程度であることが多く、こちらは飲食店の種類によっては、少し広すぎる可能性があります。
また、人気が高いため、なかなか理想の物件が見つからないというところも、コンビニ跡地におけるデメリットだと言えます。
コンビニの居抜き物件は、テナントとして売り出された瞬間すぐに埋まってしまうことが多いです。
もちろん、中にはある程度の期間残っている物件もありますが、このような物件は立地や駐車場の収容台数など、何かしらの問題を抱えている可能性が高いです。
まとめ
ここまで、コンビニの居抜き物件で飲食店をオープンするメリットを中心に解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
好立地のコンビニ跡地で飲食店をオープンすることができれば、うまくスタートダッシュを切れることが期待できます。
また、開業後はサーベイproを活用し、適宜来客の声を聞きながら、経営状況を維持することをおすすめします。