その昔、調剤薬局は1つの病院につき1つ構えられているケースが多々見られました。
そのため、集患に困ることも少なかったですが、近年は1つの病院に対して複数の調剤薬局があることも珍しくなく、売上アップには各院差別化が求められています。
今回は、調剤薬局の売上アップに欠かせないポイントを解説します。
調剤薬局の売上アップに欠かせないポイント3選
調剤薬局が売上アップを狙うにあたって、以下のポイントはとても重要です。
・町内会と仲良くする
・介護保険事業者と連携する
・待ち時間を短縮する
町内会と仲良くする
調剤薬局の売上アップに欠かせないポイントとして、まず町内会と仲良くすることが挙げられます。
オフィス街など、限られた立地条件でなければ、ほとんどの調剤薬局はいずれかの町内会に所属しています。
また、その町内会と良好な関係を築くことで、今後近隣住民に来院してもらえる可能性は高くなります。
例えば、町内会のイベントにおいて、薬や健康に関するセミナーを開催すれば、多くの方に名前を覚えてもらえますし、コミュニケーションを取ることができます。
介護保険事業者と連携する
調剤薬局の売上アップに欠かせないポイントとしては、介護保険事業者と連携することも挙げられます。
介護保険事業者とは、以下のような事業を行っている事業者をいいます。
代表的なサービス | |
居宅サービス、介護予防サービス | 訪問介護、訪問リハビリテーションなど |
施設サービス | 介護老人福祉施設、介護老人保健施設など |
地域密着型サービス | 地域密着型通所介護など |
簡単にいうと、高齢者向けのサービスを展開している事業者です。
薬を必要とする方の中には、高齢者の方も多いため、定期的に事業者の元を訪れることで、調剤薬局の集患は増加することが予想されます。
待ち時間を短縮する
調剤薬局の売上アップに欠かせないポイントには、待ち時間を短縮することも挙げられます。
たとえ、懇切丁寧なサービスを行っている調剤薬局であっても、待ち時間が長ければなかなか集患が伸びず、売上をアップさせることができません。
そのため、よく処方される散剤、軟膏の合剤などに関しては、すぐ処方できるように予製剤を用意しておくなど、待ち時間を減らすための工夫をしましょう。
まとめ
ここまで、調剤薬局における売上アップのポイントについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
調剤薬局の経営では、院内における工夫だけでなく、関係者の力を借りることも大事になってきます。
もし、それでも経営がうまくいかないのであれば、E-Pサーベイproを活用し、患者さんの求めるものを把握することをおすすめします。