飲食店を経営する方は、顧客に向けたさまざまなメニューやサービスを考案するとともに、従業員教育も行わなければいけません。
しかし従業員の教育が行き届いていない場合、業務中の私語が増えてしまい、さまざまな問題につながります。
今回は、飲食店における従業員の私語が多いことのデメリットを解説します。
飲食店の従業員における私語が多いことのデメリット5選
従業員の私語が増えることには、主に以下のようなデメリットがあります。
・顧客の不快感
・業務効率の低下
・従業員間の不信感
・不正行為の温床
・時間的損失
各デメリットについて詳しく説明します。
顧客の不快感
飲食店の従業員が常に私語をしている場合、当然顧客の不快感につながり、顧客満足度は低下します。
ある程度コミュニケーションを取る程度であれば問題ありませんが、業務と関係のない話を長時間していることが顧客に伝わると、不快感を抱くのも無理はありません。
特に、顧客が料理を楽しんでいる空間で私語がうるさいと、せっかくの雰囲気を損ねてしまうかもしれません。
また従業員の私語の内容が下品なものだった場合などは、複数人で訪れている顧客の空気を悪くしてしまうことも考えられます。
業務効率の低下
飲食店の従業員における私語が多い場合、業務効率も低下する可能性が高いです。
話に夢中になっている従業員は、業務の手を止めてしまうことがあります。
そのため、オーダーを取ったり料理を提供したりする時間が遅れてしまい、顧客を待たせてしまいます。
特にランチやディナーのピーク時など、忙しい時間帯に私語が多いと、顧客の顧客満足度は大幅に低下します。
また業務に集中していない状態であることから、ミスも発生しやすくなります。
従業員間の不信感
飲食店の従業員における私語は、顧客だけでなく別の従業員が不信感を抱くことにもつながります。
例えば、ある従業員の悪口や陰口を言っていることが本人に聞こえてしまった場合、人間関係が悪化する可能性があります。
また従業員の不信感が生まれると、必要なコミュニケーションまで取れなくなってしまい、連携が悪くなってサービスの質も全体的に悪化します。
さらに従業員同士が口論をする声などが顧客に聞こえてしまうと、たとえ料理や雰囲気が魅力的であっても、良い印象を与えることができません。
不正行為の温床
飲食店の従業員間の私語には、不正行為の温床になるという意外なデメリットもあります。
普段業務中もよく私語をしている従業員同士は、結託して不正行為を働こうとしている可能性があります。
例えばレジの不正操作などが行われると、飲食店にとっては大きな損害につながることが考えられます。
時間的損失
時間的損失も、飲食店の従業員における私語が多いことのデメリットです。
従業員は、私語に費やす時間が長ければ長いほど、それだけ業務に使える時間が減少します。
また飲食店における業務は、顧客の料理を作ったり提供したりすることだけではありません。
洗い物や店内の清掃、備品の補充などさまざまな業務があります。
そのため、私語によって業務に費やせる時間が短くなった従業員は、全体的な時間管理が難しくなります。
場合によっては、業務が終わらないまま従業員が業務時間を終了し、次のシフトで働く従業員や店長、経営者などの負担が増えてしまうことも考えられます。
まとめ
飲食店は競合店も多く、少しでも他店より質の高いサービスを提供しなければ、なかなか生き残ることはできません。
そのため、従業員が私語ばかりしているという状況なのであれば、早急に改善する必要があります。
また私語が少ないにもかかわらずなかなか集客がうまくいかないのであれば、E-Pサーベイproを活用してみましょう。
従業員の対応やメニュー、価格帯やサービスなど、どこに問題があるのかがわかります。
