飲食店では、どの時間帯でも同じように集客を行うのが難しいです。
つまり忙しい時間帯もあれば、暇な時間帯もあるということです。
また暇な時間帯、いわゆるアイドルタイムは、顧客満足度向上につながる対策を取るための時間として有効活用すべきです。
今回は、具体的にどのような対策が必要なのかについて解説します。
アイドルタイムの概要
そもそもアイドルタイムとは、来客数が落ち着き、従業員の手が空く時間帯を指しています。
主にランチとディナーの間の時間帯や、ディナー開始前の時間帯によく見られます。
飲食店のランチ営業は、長くても15時頃までに終了することが多いです。
またディナー営業の開始については、早くても17時頃になります。
つまり、アイドルタイムは15~17時頃になるケースが多いということです。
この時間帯は売上が落ちるため、飲食店は顧客満足度向上の対策に時間を使うべきだと言えます。
飲食店のアイドルタイムに行うべき顧客満足度対策4選
飲食店のアイドル実施すべき顧客満足度対策としては、主に以下のことが挙げられます。
・店内清掃
・備品整理
・厨房清掃
・調理や接客の練習
各項目について詳しく説明します。
店内清掃
アイドルタイムに行うべきことと言えば、やはり真っ先に挙げられるのは店内清掃です。
どれだけ魅力的なメニューが揃っていて、接客が良かったとしても、店内の清潔感がなければなかなか顧客満足度は上昇しないことがあります。
そのため、特にテーブルや床、トイレなど来客が利用する場所は丁寧に清掃しましょう。
普段手が回らない場所や隅々まで清掃することで、より清潔な空間を提供できます。
あまり目につかないところもキレイにしておけば、来客が発見したとき「ここまでキレイにしているのか」と感心してもらえます。
備品整理
備品整理も、アイドルタイムに行うべき顧客満足度対策の一つです。
具体的にはテーブルに備え付けられたお箸やコップ、卓上調味料などについて、キレイに拭き掃除をしたり、適宜補充をしたりします。
不特定多数の来客が使用するこれらのものが汚れている場合、衛生的に良くないイメージを与えてしまい、顧客満足度が低下するおそれがあります。
厨房清掃
飲食店のアイドルタイムには、厨房清掃も適宜行うべきです。
日頃から毎日厨房清掃をしている飲食店も多いかと思いますが、厨房は1日営業するだけでかなり汚れます。
特にランチタイムのピークは掃除にまで手が回らず、ランチ営業の終了後にはかなり汚れていることが予想されます。
そのため、来客の目から見えやすい場所は特に念入りに清掃しなければいけません。
また食器や調理器具など、厨房側の備品を整理すれば、必要なものがすぐ取り出せるようになり、業務効率が向上することも期待できます。
調理や接客の練習
アイドルタイムで来客数が少ないときは、従業員に調理や接客の練習をさせるのも一つの手です。
新しい調理法を学ばせたり、既存の調理技術を磨かせたりすることで、より質の高い料理を提供できるようになります。
また来客とのコミュニケーションスキル、料理の説明スキルなどを学ばせれば、来客のイメージアップや顧客満足度向上につながります。
ちなみに飲食店の経営者、つまり店長については、アイドルタイムに新メニューの考案や既存メニューの改善も行うべきです。
こうすることで、より来客のニーズに合わせたメニューを提供できます。
まとめ
飲食店のピーク時は、各従業員における心の余裕がなくなり、つい料理提供や接客の質が低下してしまうことがあります。
またアイドルタイムについても、手が空いてしまい生産性のない時間を過ごしてしまいがちなため、注意しましょう。
何から手をつければ良いかわからないという場合は、E-Pサーベイproを活用し、顧客がもっとも改善を望んでいるところから取り組むべきです。