ある程度の面積がある飲食店は、狭い店舗に比べて客席のレイアウトの自由度も高くなります。
またこのような店舗では、広いテーブルを設置することをおすすめします。
こうすることで、さまざまな角度から顧客満足度の向上を狙えるからです。
今回は、飲食店に広いテーブルを設置するメリットを解説します。
飲食店に広いテーブルを設置するメリット4選
広いテーブルが設置された飲食店では、以下のようなメリットが生まれます。
・顧客にリラックスしてもらえる
・途中で人数が増えても安心
・会話がしやすい
・注文数や客単価の向上につながる
各項目について詳しく説明します。
顧客にリラックスしてもらえる
広いテーブルを多く設置した方が、顧客にリラックスしてもらえる機会が増加し、顧客満足度も上がりやすくなります。
カウンター席しかなかったり、小さなテーブル席しかなかったりする飲食店では、顧客が窮屈さを感じてリラックスできません。
一方2人など少人数の場合でも広いテーブルを使ってもらうことで、ゆったりとしたスペースを確保でき、食事を存分に楽しんでもらうことができます。
途中で人数が増えても安心
飲食店に広いテーブル席を設置するメリットとしては、途中で人数が増えても支障が出にくいということも挙げられます。
例えば2人しか座れないテーブル席の場合、あと1人が遅れて合流することなった場合などには、移動してもらうか他のテーブルをくっつけなければいけません。
そのため、顧客が遠慮をして別の店舗を選びやすくなってしまいます。
その点、広いテーブル席であれば、2人が座っているところに1人、2人と遅れて顧客が来店しても問題が出にくいです。
特にファミレスなどでよく見られる、イスがベンチになっているタイプのテーブル席であれば、自由に人数を増減できます。
こちらは顧客側のメリットでもあり、手間が減るという意味では飲食店側のメリットでもあります。
会話がしやすい
広々としたテーブルを設置すれば、利用する顧客が会話をしやすくなることにもつながります。
こちらは適度な互いの距離感を維持することができ、ストレスが軽減するからです。
どれだけ親しい家族や友人同士であっても、距離が近すぎると多少はストレスを抱くものです。
テーブルが広いということは、対面になった顧客同士の距離が離れるということであり、ストレスを感じることなく会話がしやすくなります。
ちなみに広いテーブル席が多く設置されている場合、隣り合う席との間隔も広くなりやすいです。
そのため会話の内容が漏れにくく、こちらも話しやすさにつながります。
注文数や客単価の向上につながる
広いテーブル席を利用する顧客は、前述の通り居心地の良さを感じやすくなります。
また居心地が良いということは、長時間滞在する可能性も高いということであり、その場合は注文数や客単価の向上につながります。
こちらも、顧客側と飲食店側両方のメリットだと言えます。
業態にもよりますが、狭い店舗はどうしても居心地が悪く、食事を済ませたらすぐに退店する顧客が増えやすくなります。
広いテーブル席が多く設置された店舗では、このようなことになる心配がありません。
またテーブルが広い場合、単純に机の上に置くことができる料理の数も多くなります。
テーブルが小さい場合、一度にすべての料理を置けないことを考えて、顧客が注文を控えることがあるため、たくさんの数を置けるというのはメリットです。
まとめ
飲食店のレイアウトは、集客数を増やすにあたって重要なポイントの一つです。
そのため、単純に席数を増やすことだけでなく、広いテーブル席を採り入れることも考えましょう。
ただしその店舗があるエリアや客層によっては、席数を増やした方が良い場合もあります。
顧客がどのような座席を求めているのかについては、E-Pサーベイproなどで調査しましょう。