不動産を売却する住宅販売会社にとって、直接購入希望者を中古物件に案内する内見はとても重要です。
しかし、住宅販売会社の担当者の中には、「内見のとき、どうやって中古物件の良さをアピールすればいいのか?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
今回は、具体的にアピールの仕方を解説します。
内見で中古物件の良さをアピールする方法4選
住宅販売会社が、内見で中古物件の良さをアピールするには、売主の協力も得ながら、以下のような工夫をすべきです。
・できるだけものを減らしておく
・換気、消臭をしておく
・電球をすべて交換しておく
・天気が良い日のお昼に行う
できるだけものを減らしておく
内見の際は、売主の協力を得て、できるだけ室内にあるものを減らしておくようにしましょう。
なぜなら、物が多いと、購入希望者がその物件での新しい生活をイメージしにくくなるためです。
また、物をできるだけ減らしておくことで、物件の清潔感をアピールすることにもつながります。
換気、消臭をしておく
内見で物件の良さをアピールするには、換気や消臭を徹底しておくことも大切です。
清潔感がある室内だったとしても、空気が汚れていると、購入希望者に物件の良さをアピールできません。
具体的には、内見が始まる1時間前には窓を全開にしておき、すべての部屋に消臭を施しておくことをおすすめします。
また、売主がペットを飼っている場合は、より念入りに換気や消臭を行うべきです。
電球をすべて交換しておく
内見が始まるまでに、室内の電球をすべて新しいものに交換しておけば、明るくて良い部屋というアピールができます。
また、できれば購入希望者が室内に入る前から、室内の電気はすべて点灯させておきましょう。
こうすることで、まるでショールームのような明るく清潔感のある雰囲気を演出できます。
天気が良い日のお昼に行う
物件の良さをアピールできるのは、何といっても日当たりの良い時間帯です。
そのため、内見は天気の良い日のお昼に実施しましょう。
ただし、内見の日程は、あくまで購入希望者の予定を優先して決定しなければいけないため、強引にお昼に設定するのは控えましょう。
ちなみに、各時間帯の内見におけるメリットは以下の通りです。
時間帯 主なメリット
午前中 周りの住人を気にせず案内しやすい(平日の場合)
昼~夕方 西日の入りを確認できる
夜 交通量や生活音がわかりやすい
内見では担当者の人柄の良さをアピールするのも重要
中古物件の内見では、物件の良さをアピールすることも重要ですが、それと同じくらい、住宅販売会社の担当者における人柄をアピールすることも重要です。
自身が不動産を購入する立場になって考えてみてください。
たとえ良い物件であっても、担当者が不愛想だったり、気難しそうだったりすると、なかなか「この人から買いたい」とは思わないでしょう。
では、担当者の人柄の良さは、具体的にどうアピールすれば良いのでしょうか?
具体的な方法としては以下のことが挙げられます。
・売却理由はなるべく正直に伝える
・詳細な資料を用意しておく
売却する不動産になんらかの瑕疵がある場合、住宅販売会社は必ず購入希望者に伝える必要があります。
ただし、例えば離婚が原因で売却する場合などに関しては、必ずその理由を伝える必要はありません。
それでも、なるべく正直に売却理由を伝えることで、「言いにくいことを言ってくれた」と、購入希望者に好印象を持ってもらいやすくなります。
また、内見の際、物件のことを説明するための資料が豊富で詳細なものであれば、「しっかりしている」と思ってもらいやすくなるでしょう。
もちろん、資料があれば、重要事項について説明し忘れるということもありません。
まとめ
ここまで、住宅販売会社が内見で中古物件の良さ、人柄の良さをアピールする方法について解説しましたが、いかがでしたか?
条件が良い物件にも関わらず、なかなか買い手が付かないという場合は、一度内見での対応を見直してみましょう。
それでもまだ買い手が見つからない場合、E-Pサーベイproなどを活用し、問題点をあぶり出すことも検討してください。