遊園地では、誰もが楽しいひと時を過ごすことができるよう、乗り物や設備、イベントなどに工夫を凝らす必要があります。
しかし、小規模な予算で経営する場合、大掛かりな取り組みができず、徐々に集客数を減らすケースも多く見られます。
今回は、小規模な遊園地が集客数を増やすために意識したいポイントを解説します。
小規模な遊園地の集客対策3選
たとえ莫大な予算がなかったとしても、遊園地では以下のようなポイントを押さえることで、集客数の増加が期待できます。
・ターゲットを絞る
・音楽を工夫する
・SNSを活用する
ターゲットを絞る
小規模な遊園地では、まずターゲットを絞ることが集客増加への第一歩となります。
また、ターゲットを設定した後は、そのターゲットに合った戦略を立てる必要があります。
例えば、近隣住民をターゲットにする場合、遊園地が所在する市内に居住する方に対しては、入園料を割引するなどすることで、より来園しやすい環境になります。
その他、ターゲットに合わせた戦略には、以下のようなことが挙げられます。
ターゲット | 主な戦略 |
ファミリー層 | 体験型ワークショップの導入 など |
友人同士 | SNS映えするスポットの設置 など |
カップル | プレゼントや体験といったカップル限定の特典 など |
音楽を工夫する
遊園地で集客数を増やすためには、園内で流す音楽も工夫すべきです。
例えば、日本一のテーマパークである東京ディズニーリゾートや、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、常にアトモスフィア・ミュージックと呼ばれる音楽が流れています。
こちらは、知らず知らずのうちに来客の耳に入り、意外なほど精神状態を左右するものです。
そのため、園内全域に適切な音量、音質を実現できるスピーカーを設置し、楽しくワクワクするような音楽を流すことができれば、来客のメンタリティは大きく向上することが期待できます。
SNSを活用する
小規模な遊園地が集客数を増やすためには、SNSも必ず活用すべきです。
例えば、ハローキティなどの人気キャラクターで知られるサンリオピューロランドでは、Instagramのアカウントにおいて、多くの動画や画像を投稿していて、来客が知りたい情報も豊富に取り扱っています。
また、ストーリーズ機能を活用し、積極的にフォロワーとコミュニケーションも取っていることから、一方的に広告宣伝をしているわけではないこともわかります。
まとめ
ここまで、予算が少ない遊園地における集客のポイントを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
あらゆる対策を取っているものの、一向に集客数が増える気配がないという遊園地は、来客が求めていることを履き違えている可能性があります。
そのため、一度E-Pサーベイproで顧客満足度調査を実施し、来客の生の声に耳を傾けてみましょう。