マッサージ店の目的は、訪れる顧客における心身の緊張を緩め、症状の改善やリラックス効果を得てもらうことです。
またリラックスしてもらうためには、単純にマッサージの技術を上げるだけでなく、適度にコミュニケーションを取ることも大切です。
今回は、マッサージ店における顧客との会話のコツを解説します。
マッサージ店の会話術5選
施術中に顧客と会話をする際には、以下のような方法を実践すべきです。
・表情を大事にする
・顧客が答えやすい質問をする
・施術による変化を伝える
・否定をしない
・顧客管理を行う
各項目について詳しく説明します。
表情を大事にする
顧客にリラックスしてもらうには、まず接客時の表情を大事にしましょう。
どれだけ顧客に寄り添って上手に話せていても、表情がなければなかなか感情は伝わりません。
またマッサージ店では、顧客がうつ伏せになっているなど、お互いの顔が見えないケースもあります。
このような場合は、明るい声で表情を想像してもらえるようにするのがベストです。
目が合う体勢で接する場合は、定期的に目を合わせるようにしましょう。
顧客が答えやすい質問をする
マッサージ店で顧客と会話する際には、顧客が答えやすい質問をすることも大切です。
「はい」か「いいえ」で答えられる質問か、手短に答えられるような質問が良いでしょう。
長々と答えなければいけない質問では、リラックスしに訪れた顧客が疲れてしまいます。
また具体的な質問をするのも、マッサージ店の接客における基本です。
例えば「身体のどこが痛いですか?」と質問するより、「デスクワークの方は首や肩のコリがあることが多いのですが、お客様はどうですか?」と質問する方が良いです。
施術による変化を伝える
マッサージ店を経営する以上、売上をアップさせることは大切です。
しかし売上を上げたい一心で接していると、顧客には感づかれてしまいますし、このような状況ではリラックスしてもらえません。
例えば「このままだと症状が悪化します」という風に、脅しのような営業をしてしまうと、印象は悪くなってしまいます。
そのため「今回の施術でこんなに良くなりました」「今後も施術を続けると良いことがありますよ」といったように、変化を伝えつつ自然に営業を行うのがポイントです。
否定をしない
顧客と会話をする際は、否定しないことを意識しましょう。
例えば顧客が自己流のストレッチを行っていて、仮にそれが間違った方法だとしても、前否定するような言い方は控えるべきです。
「その方法も良いですが、こちらの方法にも効果がありますよ」など、顧客を不快にさせない言い回しにするのが大切です。
もちろん整体のプロとして正しい知識を伝えることは大切ですが、顧客に恥をかかせてしまうと、二度と来店してもらえなくなる可能性があります。
顧客管理を行う
マッサージ店では、顧客一人ひとりの情報をしっかり管理しておくことも重要です。
具体的には、一度訪れたことのある顧客の特徴をメモしておく方法がおすすめです。
例えば呼び方や過去に喜ばれた施術、盛り上がった会話内容といった情報があれば、「覚えてくれている」と喜んでもらうことができます。
また顧客からすれば、過去に一度話した内容を再び話す必要もなく、まったく自身の情報がない従業員と比べると、リラックスして接しやすくなります。
もちろん、このような好印象を抱いてくれている顧客は、リピーターとして継続的に来店してもらえる可能性が高いです。
まとめ
マッサージ店で提供する施術は、基本的には会話とセットになっています。
もちろん一切話したくないという顧客も中にはいますが、会話で嫌な思いをさせないことを心掛けていれば、そこまで印象が悪くなることはないでしょう。
もし自店の顧客満足度や会話の評価を測りたいというのであれば、E-Pサーベイproを活用することをおすすめします。