アパレル店舗にとって、接客は重要な業務の一つです。
各従業員における接客の良し悪しが、その店舗の評判や売上に直結すると言っても過言ではありません。
しかし、中にはあまり好ましくない接客をしてしまっている店舗もあります。
今回は、多くの顧客に嫌がられる接客について解説します。
顧客に嫌がられるアパレル店舗の接客5選
以下の接客は顧客の心象を悪くし、顧客満足度を低下させてしまうおそれがあるため、注意しなければいけません。
・入口で待ち構える
・急接近する
・一方的に押し売りする
・話を否定で終わらせる
・メディアの情報を話す
各項目について詳しく説明します。
入口で待ち構える
店舗の入口付近に立ったままの状態で待機し、店の前の通路で立ち止まる人を見つけるや否や、すぐに声を掛けに行くという接客はあまり良くありません。
立ち止まった人は、その店舗に気になる部分があっただけで、一切商品を購入する気がない可能性もあります。
またこのような接客を目にした人にも、あまり良い印象は与えられません。
そのため、基本的に接客は動的待機といって、動きながら入店してきた顧客に話しかけるタイミングを伺いましょう。
急接近する
入店してきた顧客に対して接客するのは当然ですが、急接近するのはNGです。
なぜなら、人にはパーソナルスペースというものがあり、いきなり近づかれると警戒されてしまうからです。
接客する際の流れとしては、まず明るい表情で挨拶を行い、顧客の様子を見て程良い距離感で声掛けを行います。
また、その後は顧客のペースに合わせてセカンドアプローチを行います。
例えば、特定の商品を長い時間チェックしている顧客がいれば、その商品に関する情報を伝えると良いでしょう。
一方的に押し売りする
アパレル店舗は洋服を販売することを目的としていますが、一方的に押し売りしてはいけません。
商品を手にしているからといって、まだその商品の購入する意思があるとは限りません。
そこで販売のチャンスを掴もうと、まくしたてるように商品をアピールすると、逆に購入意欲を削いでしまう可能性があります。
そのため、一方的に説明するのではなく、あくまで顧客に刺さりそうなポイントを伝えることが大切です。
顧客一人ひとりのニーズを汲み取り、最適なアピール方法を模索しましょう。
話を否定で終わらせる
店内での業務が忙しいからといって、顧客の問いかけに対して雑に対応するのは良くありません。
例えば「〇〇はありますか?」「〇〇はできますか?」という質問に対し、「ありません」「できません」だけで返答するのはNGです。
こういった問いかけに対しては、「〇〇はご用意できないのですが、○○であればこちらにございます」といったように、なるべく顧客の要望に沿った提案で返しましょう。
メディアの情報を話す
今の時代はネットの情報が豊富であり、アパレル店舗を訪れる顧客は、すでに気になる商品をリサーチしている可能性があります。
そのため、「この服、あのモデルさんが着ていて話題になったんですよ」「今こちらのデザインは人気がありますよ」といった情報は、すでに把握しているかもしれません。
顧客からすると、それを知った上で来店しているため、「今さらその情報?」と思われてしまう可能性があります。
最悪の場合、「他の人も着ているならやめようかな」と購入意欲を削いでしまうことも考えられるため、メディアの情報はなるべく話さないのが無難です。
まとめ
顧客に良い印象を与えない限り、アパレル店舗の売上は伸びませんし、リピーターを獲得することもできません。
もちろんレベルの高い接客だけでなく、店舗や従業員の清潔感や商品のラインナップなどについても意識する必要があります。
もし顧客の店舗に対する満足度、要望を把握したいのであれば、E-Pサーベイproを使って声を集めてみましょう。