学習塾における主な防犯対策について

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学習塾は多くの子どもが通う施設であるため、安全を守るための防犯対策が必要不可欠です。

また積極的にセキュリティ性を向上させようとする学習塾は、生徒だけでなく保護者の顧客満足度も高めることができます。

今回は、学習塾が実施すべき主な防犯対策について解説します。

学習塾の主な防犯対策4選

安全性の確保と顧客満足度の向上を図るために、学習塾は以下の防犯対策を導入することをおすすめします。

・防犯カメラ
・入退室管理システム
・緊急通報システム
・不審者への対応のマニュアル化

各項目について詳しく説明します。

防犯カメラ

防犯カメラの設置は、学習塾の防犯対策における基本です。

具体的には教室や自習室内、出入口や駐輪場付近、廊下やトイレ前などに設置するのが望ましいです。

教室や自習室内に防犯カメラがあれば、講師による不適切な行為や犯罪行為、生徒同士のいじめやトラブル、盗難などを未然に防止しやすくなります。

また出入口や駐輪場付近のカメラは、不審者の侵入の監視、通塾時の生徒の安全確認などにつながります。

さらに死角になりやすい廊下やトイレ前にもカメラを設置することで、さまざまなトラブルを防ぎやすくなります。

入退室管理システム

入退室管理システムは、学習塾を訪れた方が事前に登録されている人物か、登録されていない部外者かを判断できるシステムです。

学習塾の扉やセキュリティゲートと連動させることにより、部外者は学習塾の中に入ることができなくなります。

また従来はICカードによる認証が多かったですが、生徒によるカード紛失のリスクやなりすましの問題などもあり、現在は顔認証による入退室管理が進んでいます。

ちなみに、近年は生徒が学習塾を訪れたタイミングで、保護者にその旨を通知するシステムもあります。

保護者は直接自身の子どもが通塾したところを確認できないため、こちらのシステムがあれば顧客満足度は大きく高まるでしょう。

緊急通報システム

緊急通報システムは、不審者の侵入や事故などの緊急時に、学習塾の講師や生徒が簡単に通報できるシステムです。

緊急ボタンを押すことにより、監視センターに通報することができ、通報後は警備員が速やかに駆け付けてくれる仕組みになっています。

また監視センターだけでなく、周囲の教室にも異常を通知できるため、被害が拡大することも防止できます。

学習塾の中には、授業中などに教室の外に人を立たせ、異常がないか見張るという方法を採用しているところもあります。

しかしこちらの方法は人件費がかかり、現実的ではないため、思い切って緊急通報システムを導入することをおすすめします。

不審者への対応のマニュアル化

学習塾では、さまざまなシステムによって防犯対策を取ることも大切ですが、講師が不審者への対応をマニュアル化しておくことも重要です。

まず不審者への対応は、講師一人で行ってはいけません。

どのような危険が及ぶかわからないため、必ず複数人で対応するようにします。

こちらは生徒だけでなく、講師の安全性を守るためにも必要な行動です。

また不審者が興奮している場合は、刺激しないように飲み物などを出し、精神的に落ち着かせることも大切です。

さらに、他の講師の支援や警察への通報が必要な場合に、講師だけがわかるサインを決めておくことも有効です。

警察が駆け付けた後は、もう直接不審者とやり取りをする必要はありません。

まとめ

多くの生徒を預かる立場として、学習塾ではさまざまな角度から防犯上のリスクを抑える必要があります。

もちろん導入コストがかかるような対策もありますが、防犯対策の甘さによって事件や事故が発生してからでは遅いです。

もし生徒や保護者が求めている防犯対策について知りたいというのであれば、E-Pサーベイproを活用し、要望の多かった対策をピンポイントで導入するのも良いでしょう。

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