焼肉店といえば、何か特別なことがあったときに訪れるイメージが強いかと思いますが、近年は一人で気軽に入店できる焼肉店なども増えてきています。
では、そのような焼肉店を経営するには、どのような設備、物件を選ぶべきなのでしょうか?
具体的に解説したいと思います。
焼肉店の経営におすすめの設備
焼肉店を経営するには、以下のような設備が必要不可欠です。
調理器具 | ロースター、業務用3口コンロ、業務用炊飯ジャー など |
その他 | 業務用冷蔵庫、作業台、食洗機、排煙口 など |
中でも注目したいのは、肉を調理するロースターです。
こちらには、煙がほとんど出ない無煙ロースターを選ぶことで、「ニオイを気にせず焼肉を楽しみたい」という来客が集まる可能性があります。
また、特におすすめなのは、上引きタイプの無煙ロースターです。
上引きタイプは、ロースターテーブルの真上に設置した排煙フードが煙を吸い取り、屋外へ排出するタイプであり、低コストで導入しやすい上に、手入れが簡単です。
焼肉店の経営に適した物件
以下の特徴を持つ物件は、焼肉店の経営に適していると言えます。
・居抜き物件
・路面店
・天井が高い物件
居抜き物件
前店舗が焼肉店を営業していた居抜き物件は、設備費用を大幅に節約しながらも、さまざまな設備で集客できる可能性があります。
ただし、無煙ロースターの再利用は火災の危険もあるため、内見時にはしっかり検査しなければいけません。
路面店
路面店とは、通りに面した1階部分の店舗のことをいいます。
こちらに対し、空中店舗とは、ビルの2階以上にある店舗を指しています。
焼肉店だけに限ったことではありませんが、人の目に付きやすい路面店は、空中店舗の2倍以上売り上げが伸びると言われています。
また、空中店舗は子どもが入りにくいという傾向があるため、ファミリー層をターゲットにする焼肉店は、特にある路面店を選ぶべきです。
天井が高い物件
天井が高い物件は、来客に開放感を与えることができます。
特に、焼肉店は天井にダクト、ファンといった設備を多く設置しなければいけないため、デザインの自由度をアップさせるためにも、天井が高めの物件を選ぶべきだと言えます。
まとめ
ここまで、焼肉店の経営におすすめの設備、物件について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
なかなか売上が伸びない焼肉店は、これらのポイントに問題があるかもしれません。
また、実際に来客がどのような評価をしているのかについては、E-Pサーベイproを活用し、調査してみることをおすすめします。
安定した経営を実現するには、来客の生の声を参考にするのが一番です。