居酒屋と言えば、大勢でワイワイお酒と料理を楽しむというイメージが強いです。
しかし実際はそうとも限らず、一人でゆっくりとお酒をたしなみたいという方も多くいます。
また一人客の増加は、居酒屋側にとってもメリットが大きいです。
今回は、居酒屋で一人客をうまく集客するためのポイントについて解説します。
居酒屋における一人客増加のメリット
居酒屋において一人客の集客数が増えることには、主に以下のようなメリットがあります。
・回転率が高い
・リピート率が高い
・マナーが良い
複数人で訪れる顧客は、会話などによって飲食のスピードが遅くなりがちです。
一方、一人客はそこまで長居することが少なく、回転率は高くなります。
また一人客への対応が充実した居酒屋は、まだそこまで数が多くありません。
そのため、快適に利用できる環境であれば、リピートしてもらえる可能性はアップします。
さらに団体客の場合、酔っぱらって大声を上げたり喧嘩したりといったリスクがあります。
その点、一人客でそこまで迷惑をかける方は少なく、居酒屋側としては対応の手間が省けます。
居酒屋で一人客をうまく集客するポイント3選
以下のポイントを押さえることで、大人数で利用する方が多い居酒屋であっても、一人客を集客しやすくなります。
・一人客歓迎をアピールする
・座席を工夫する
・メニューを工夫する
各項目について詳しく説明します。
一人客歓迎をアピールする
一人客の数を増やすには、店側が一人客歓迎をアピールしなければいけません。
具体的には店舗のホームページやX、InstagramといったSNSを活用し、一人でもゆっくりとくつろげる店であることをアピールしましょう。
また店舗前のメニューのそばに“おひとり様歓迎”という文字を入れたり、従業員に対し一人客への接し方を指導したりすることも大切です。
さらに一人客歓迎をアピールする際は、一人客向けにどのような設備が導入されているのかもあわせて伝えるべきです。
例えばテレビやコンセント、Wi-Fiなどの設備は、居酒屋でゆっくりしたい一人客に響く設備です。
座席を工夫する
一人客の集客には、座席の工夫も欠かせません。
具体的には、カウンター席や間仕切り席の導入です。
一人客の多くは、広いテーブル席を好みません。
また店内が混み合うと、一人で広いテーブル席を使っていることに引け目を感じます。
一方、カウンター席であれば他の顧客の視線も気にすることなく、お酒や食事を楽しめます。
ただし、プライベートな空間は保てるように、隣の席との距離は詰めすぎないようにしましょう。
ちなみに間仕切り席についても、座先の近くに荷物置きの場所を確保するなどして、座席間隔に余裕を持たせることが大切です。
メニューを工夫する
多くの一人客に来店してもらうには、メニューの工夫も大切です。
居酒屋の場合、主に団体客をターゲットにしているため、1皿の料理でも2人前以上のボリュームがあることが多いです。
しかし、一人客がその量を出されても、食べきれなくて困ってしまいます。
そのため、グループ向けのメニューとは別に、一人で丁度良い量のメニューを作成すべきです。
特に女性の一人客は、いろんなものを少しずつつまめるメニューを好みます。
新しいメニューをつくらなくても、既存のメニューを少しずつ盛り合わせたようなもので十分効果があります。
また一般的な量と、半分の量(ハーフサイズ)を選択できるようにしても良いでしょう。
まとめ
居酒屋にとって一人客は、回転率が良くリピート率も高い貴重な顧客です。
そのため、一人客に好まれるような設備やメニューを充実させるのが大切です。
もし経営に行き詰っているのであれば、団体客ではなく一人客が利用する居酒屋に特化しても良いかもしれません。
またより効率的な集客がしたいという場合、E-Pサーベイproで直接顧客の声を聞くことも大切です。
