飲食店を経営するにあたって、経営者の方は集客のためのさまざまな工夫を行います。
また集客数を増加させ、なおかつ顧客満足度の向上も狙える戦略の一つに、顧客が利用できる提携駐車場を設けることが挙げられます。
今回は、提携駐車場の主なメリットについて解説します。
飲食店に提携駐車場を設けるメリット
飲食店に提携駐車場を設けることで、以下のようなメリットが生まれます。
・車利用者の集客ができる
・立地が悪くても集客が見込める
・大人数の来店が望める
・路上駐車のトラブルを防止できる
各メリットについて詳しく説明します。
車利用者の集客ができる
当然のことですが、提携駐車場があれば、車利用者の集客を行うことができます。
店舗を訪れたものの、駐車場がないとその顧客は他の飲食店に流れてしまいます。
このような見込み客を失うことは、経営者の方とって大きなデメリットであり、顧客満足度の低下にもつながります。
提携駐車場ありの店舗であれば、このような心配は少ないです。
立地が悪くても集客が見込める
飲食店に提携駐車場を設けることにより、立地の悪さをカバーし、集客数を増やせる可能性があります。
周辺に住宅が少なかったり、駅が離れていたりする物件では、特に開業直後の集客に苦労しやすいです。
一方提携駐車場がある店舗は、遠方から訪れる車利用者も集客できるため、駐車場がない物件と比べて商圏が大きく広がります。
このことから、立地が悪くてもある程度の集客力を維持できます。
大人数の来店が見込める
提携駐車場を設けるメリットとしては、比較的大人数の来店が見込めるということも挙げられます。
徒歩や自転車などの顧客しか来店しない店舗は、顧客が1人で訪れるケースも多く見られます。
一方提携駐車場付きの店舗は、2人以上で訪れるケースも多く、5人以上などの大人数で来店するケースも珍しくありません。
そのため客単価が高くなりやすく、開業直後からでもある程度の売上が期待できます。
路上駐車のトラブルを防止できる
路上駐車のトラブルを防止できるという点も、飲食店に提携駐車場を設けるメリットの一つです。
先ほど、店舗に駐車場がないことがわかった見込み客は、別の飲食店に流れてしまうという話をしました。
しかし、必ずしもすべての顧客がそうするとは限りません。
中には店舗の前の路上に車を停めたまま、来店する顧客もいます。
もちろん、集客数が増えれば飲食店の売上は上がりますが、路上駐車は近隣住民や顧客同士のトラブルにつながるため、飲食店側で防止しなければいけません。
駐車場の台数が十分に確保されている店舗であれば、路上駐車が起こる可能性は低くなります。
提携駐車場を設ける際の注意点
飲食店の提携駐車場には、顧客用として月極駐車場を借りる方法と、コインパーキングを利用してもらう方法があります。
月極駐車場の場合、飲食店経営者の方は月々の料金を支払い、契約した台数分の駐車スペースを確保しなければいけません。
その代わり、顧客が駐車できる台数を明確にできます。
一方、コインパーキングは特に契約が必要ありません。
店舗側がコインパーキングのチケットを購入しておき、店舗を利用した顧客にチケットを渡すことで、自由に利用できます。
ただし、コインパーキングは顧客専用の駐車スペースを確保することができません。
そのため他の利用者で満車の場合、顧客は1台も駐車できないということになります。
まとめ
飲食店の提携駐車場は、飲食店側にとっても顧客にとってもメリットのあるものです。
そのため、立地の関係で店舗に駐車場を確保できなかったという場合は、周辺の月極駐車場やコインパーキングを利用してみましょう。
また提携駐車場の集客効果を調査するには、E-Pサーベイproの利用がおすすめです。
こちらのツールで顧客満足度や評価されている点、不満を抱いている点などを把握できます。