居酒屋は他の飲食店とは違い、料理だけでなく、ドリンクのオーダーも大量に入ります。
そのため、混雑時は料理の提供が遅れることもありますが、こちらは顧客満足度の低下につながるため、なるべく避けたいところです。
今回は、居酒屋で料理の提供スピードを早めるための方法について解説します。
居酒屋で料理の提供スピードを早める方法5選
以下の工夫をすることで、居酒屋における料理の提供スピードはある程度早くなることが期待できます。
・具体的な目標を掲げる
・すぐ提供できるメニューを増やす
・作業動線を見直す
・メニューに写真を表示する
・店外にメニューを掲出する
具体的な目標を掲げる
実際できたかどうかはさておき、スタッフ全員が具体的な目標を掲げることにより、料理の提供スピードは早くなることが予想されます。
具体的には、以下のような目標です。
オーダー時の目標 来客を案内して1分以内にオーダーを取りに行く など
オーダー後の目標 ・ヒアリング後、ファーストドリンクを1分以内に提供する
・ドリンク提供後、3分以内に最初の料理を提供する など
やはり、スタッフに早く料理を提供しようという気持ちがなければ、どうしても提供は遅れがちになり、顧客満足度も低下します。
すぐ提供できるメニューを増やす
居酒屋で料理の提供スピードを早めるためには、すぐに提供できるメニューを増やすことも大切です。
例えば、サラダは葉物を事前にカットしておけば、盛り付けやドレッシングをかけるといった工程だけで、すぐに提供することができます。
逆に、炒め物や揚げ物などが多く、なおかつキッチンのコンロの口数が少ない居酒屋である場合は、来客を長時間待たせてしまう可能性があります。
作業動線を見直す
なかなか料理の提供スピードが上がらないという居酒屋は、一度作業動線を見直してみましょう。
食材の出し入れや食器の引き下げ、洗浄などでスタッフ同士が交差したり、器具や荷物が移動や作業の邪魔をしたりすることがあるかもしれません。
そのため、キッチン内の作業を効率化するために、スタッフ一人一人がどのような作業や移動をするか、作業導線を見直すことが大切です。
このとき、基準とするのはピーク時です。
戦場のようなキッチンを想定して、どのスタッフが何をしているか、キッチンの見取り図の上に書き込んでいきます。
それをもとに、実際の動きを再現してみましょう。
メニューに写真を表示する
居酒屋のメニューに写真が表示されてない場合、来客はそれがどのようなメニューなのかイメージできないことがあります。
例えば、一般的な玉子焼きや枝豆といったメニューであれば想像できますが、複数の食材名が入った創作料理、認知度の低い海外料理などの場合、来客から料理の概要について説明を求められる可能性があります。
こちらに答えている間に、別の来客のオーダーが遅れてしまう可能性があるため、メニューの写真はできるだけ多く掲載しておきましょう。
店外にメニューを掲出する
通常、居酒屋を訪れる来客は、店内に入り、メニューに目を通してから注文する料理を決定します。
そのため、スタッフは来客が店内に入ってからしか、料理をつくり始めることができません。
一方、店外にも居酒屋のメニューを掲出しておけば、混雑時などにある程度オーダーを先に聞いておくことができ、入店前にある程度準備できる可能性があります。
まとめ
ここまで、居酒屋で料理の提供スピードを早める方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか？
美味しい料理とドリンクを楽しみにきている来客に対し、少しでも早く料理を提供するのは大事なことです。
また、料理の提供スピード以外にも、来客の意見を採り入れ、店舗経営に反映したいという場合は、E-Pサーベイproを活用し、生の声を聞いてみることをおすすめします。
