居酒屋などのアルコールを扱う店舗で実施されるサービスとして、“ハッピーアワー”というものがあります。
では、ハッピーアワーは一体どのような目的で行われるもので、どのようなメリットがあるものなのでしょうか?
詳しく解説しますので、新たな経営戦略を考える居酒屋はぜひご覧ください。
ハッピーアワーとは?
特定の時間に限定し、割引価格でドリンクメニューを提供するサービスをハッピーアワーといいます。
一般的には、平日の16時~19時ごろに実施されることが多く、具体的な実施方法には、以下のようなパターンがあります。
パターン | 例 |
定額制 | 18~19時 ドリンク全品300円 など |
半額制 | 17~19時 ビール、サワー、ハイボール半額 など |
飲み放題制 | 18時までの来店で90分飲み放題999円 など |
また、居酒屋がハッピーアワーを導入する目的は、なんといっても人が入りにくい時間帯の集客を増やすことです。
特に、平日の夕方は居酒屋にとって、もっとも集客が難しいため、この時間帯に限定して割引されることが多くなっています。
ハッピーアワーのメリット
居酒屋がハッピーアワーを導入するメリットは以下の通りです。
集客が増える
先ほども触れたように、集客が難しい時間帯のみ割引価格でドリンクを提供することで、集客数のアップが見込めます。
まったく人が入らない状況と比べると、少し客単価が低くても集客できる状況の方が幾分良いでしょう。
人件費の無駄をなくせる
たとえ、居酒屋が暇な時間帯であったとしても、従業員を配置させないわけにはいきません。
また、その間1人も来客が訪れなかったとしても、従業員の人件費は発生し続けます。
ただし、ハッピーアワーを導入すれば、必然的に従業員の業務は増えやすくなるため、人件費の無駄を削減できる可能性もアップします。
繁盛している様子をアピールできる
居酒屋がハッピーアワーを導入すれば、繁盛している様子を通行人にアピールすることもできます。
夕方の早い時間帯から多くの来客で賑わう店舗があれば、やはり通行人の目に留まりやすいですし、「これだけ流行っているのだから、きっと良いお店なのだろう」という気持ちになってもらいやすいです。
まとめ
ここまで、居酒屋におけるハッピーアワー導入について詳しく解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
もちろん、ハッピーアワーはアルコールを扱う居酒屋以外でも応用できます。
ドリンクではなく、料理を割引して提供しても構いません。
また、このような応用や工夫が、顧客満足度アップにつながっているか確認したい店舗は、ぜひE-Pサーベイproを活用してみてください。