世の中にはさまざまな業種がありますが、その中でも美容院は特にリピーターの獲得が求められます。
新規顧客の来店だけで十分な利益を上げるのは、決して簡単ではありません。
またリピーターを獲得するには、訪れた顧客に好印象を与える内装デザインを心掛けましょう。
今回はデザインのポイントについて解説します。
顧客に好印象を与える美容院の内装デザイン5選
美容院ではリピーターを獲得するために、内装デザインにおいて以下のポイントを押さえておくべきです。
・テーマを統一する
・レイアウトを考える
・快適なセット面にする
・バックシャンプーを採用する
・SNS映えポイントをつくる
各項目について詳しく説明します。
テーマを統一する
美容院はコンセプトやターゲットに合わせてテーマを決定し、それに沿った内装デザインに統一することが望ましいです。
壁や床、天井や照明、小物などそれぞれがオシャレであっても、テイストがバラバラだと全体のイメージがちぐはぐになり、オシャレな印象にはなりません。
色合いやテイストを揃え、空間全体が一つのまとまりに見えるようにデザインすることで、顧客に好印象を与えられます。
レイアウトを考える
美容院がリピーターを獲得するには、レイアウトを考慮した内装デザインにすることも大切です。
例えば待合スペースはなるべく入口付近に設置し、施術スペースはよりプライベートな空間にするなど、顧客が落ち着いて過ごせるように配慮しましょう。
また施術スペースと洗髪スペースは近くに配置し、施術道具はすぐ手に取れる場所に配置します。
こうすることで作業効率が上がり、顧客満足度アップにもつながります。
快適なセット面にする
顧客が長い時間を過ごすセット面については、こだわって選ぶことをおすすめします。
例えばセット椅子については、肘置きや足置きなどがあるタイプを選び、長時間座っていても居心地が良くなるよう工夫しましょう。
またセット面にドライヤーやヘアアイロンなどをキレイに収納できると、顧客からの見栄えも良く、従業員も働きやすい環境になります。
バックシャンプーを採用する
美容院に設置するシャンプー台については、顧客の横から髪を洗うサイドシャンプーではなく、後ろから洗うバックシャンプーにすることをおすすめします。
サイドシャンプーは、しっかりと顧客の髪を洗い流せる点がメリットですが、首に負担がかかりやすいです。
そのため、美容院の基準で選んでも、顧客にとっては快適ではない可能性が高いです。
一方バックシャンプーは、顧客の後ろから洗うため、顧客・従業員ともにリラックスした状態でシャンプーができます。
他のタイプに比べると水圧が少し弱いのがデメリットですが、頭皮のマッサージをメインにシャンプーを行う場合などには非常に適しています。
SNS映えポイントをつくる
美容院の内装デザインでは、SNS映えポイントをつくるのもポイントです。
近年はSNSにより、顧客自身が髪を切った様子をアップする機会も多いです。
そのためSNS映えスポットを設置していれば、顧客が宣伝を行ってくれる上に、映えスポットを目当てに来店する方が多くなります。
例えば店内にフォトスペースを設け、スタイリングした姿を写真に残せるようにすると、スタイリングが映えるだけでなく、美容師の技術やセンスも際立ちます。
特に若い世代をターゲットにする美容院では、このような工夫が必要不可欠です。
まとめ
女性だけでなく、男性も美しい髪を求めることが多くなり、以前にも増して美容院の競争は激しくなっています。
そのため店内は顧客にとって魅力的なデザインにし、リピーターを獲得するために、他店との差別化を図るサービスなども適宜導入していくべきです。
また現状の顧客満足度、顧客の要望などを把握したい美容院は、E-Pサーベイproの活用も検討してください。