ファミリーレストランは、その名の通り家族連れが多く訪れる業態です。
また、カフェのような感覚で、ゆったりと長い時間を過ごす方も多く訪れます。
そのため、居心地の良さが集客に大きく影響します。
今回は、居心地の良いファミリーレストランを目指すためのポイントについて解説します。
居心地の良いファミリーレストランをつくるためのポイント
顧客に居心地の良さを感じてもらうために、ファミリーレストラン経営では以下のようなポイントを押さえるべきです。
・ドリンクバーを充実させる
・リーズナブルな価格帯にする
・各席の距離を離す
・1人でも4人掛けに案内する
・ネット環境を充実させる
各ポイントについて詳しく説明します。
ドリンクバーを充実させる
居心地の良いファミリーレストランをつくるには、ドリンクバーを充実させることが大切です。
顧客は長居するときであっても、ドリンクバーがあれば何度も注文する手間が省けます。
また、ドリンクバーが充実していれば、コーヒーや紅茶などさまざまな種類の飲み物で気分転換ができます。
そのため、店側は同じドリンクであっても、異なる種類をいくつも用意するなどの工夫が大切です。
リーズナブルな価格帯にする
リーズナブルな価格帯にすることも、居心地の良いファミリーレストランを目指すためのポイントです。
ファミリーレストランでゆったりとした時間を過ごす方の中には、学生なども多いです。
そのため、あまりに価格帯が高すぎると、満足に注文できず居心地が悪くなってしまいます。
目安としては、フードにドリンクバーをつけても1,000円未満になるよう、価格設定を行いましょう。
各席の距離を離す
各席の距離が離れていれば、顧客には居心地の良さを感じてもらいやすくなります。
具体的な距離としては、テーブル同士は30cm以上離れていることが理想です。
さらにメイン通路は90cm以上の幅を確保することで、従業員の動線も確保しやすく、ゆったり過ごせる店舗のイメージが強まります。
もしスペースを確保するのが難しいのであれば、客席同士をパーテーションで区切るなどして、お互いの目線を遮りましょう。
ちなみに、各テーブルの幅についても、狭すぎると窮屈な印象を与えてしまいます。
デザインにもよりますが、1人につき500~600mm以上はテーブルの広さを確保すべきです。
1人でも4人掛けに案内する
1人で来店した場合でも、4人掛けの席に案内してくれるようなファミリーレストランであれば、顧客は気持ち良く利用できます。
ファミリーレストランを含む飲食店の中には、どれだけ空いていても1人用の席に案内するところもあります。
混雑のときは仕方ありませんが、ガラガラに空いているときにわざわざ1人用の狭い席に案内されると、顧客は嫌な気分になります。
そのため、席案内は臨機応変に行うことをおすすめします。
ネット環境を充実させる
ファミリーレストランの居心地を良くするためには、ネット環境を充実させることも大切です。
ファミリーレストランで長い時間を過ごす方にとって、Wi-Fiやコンセントなどのネット環境は必須です。
具体的には、Wi-Fiの通信速度が速いかどうか、コンセントは客席から使用しやすい位置にあるかなどがポイントです。
これらの環境が充実していれば、パソコンで作業する方などが多く訪れることが期待できます。
ちなみにフリーWi-Fiについては、制限時間が設けられている店舗もありますが、こちらはなるべく長めに設定するべきです。
まとめ
ファミリーレストランの経営では顧客の特徴や客層、ニーズを押さえた上で、適切な経営戦略を立てるべきです。
そうすることで、必然的に居心地の良い店舗が出来上がります。
もし、顧客の細かいニーズがなかなか掴めないというのであれば、E-PサーベイProを活用してみましょう。
顧客満足度とともに、顧客が何を求めているのかが明確になります。