流し営業は、付け待ち営業や配車営業と並ぶ営業方法で、タクシーを走らせながら乗客を探します。
タクシー会社はこちらのノウハウを習得し、ドライバーに普及させることで、売上アップにつながります。
今回は、タクシー会社の流し営業における主なポイントについて解説します。
タクシー会社の流し営業におけるポイント7選
以下のポイントを押さえて流し営業をすることで、タクシー会社は効率的に売上をアップさせられます。
・人が多いところを走らせる
・時間帯を意識する
・天候を把握する
・電車の運行状況を把握する
・イベント情報を把握する
・乗客を迅速に運ぶ
・空車をアピールする
各ポイントについて詳しく説明します。
人が多いところを走らせる
流し営業では、都心や街中など、とにかく人の多いところを走らせる必要があります。
具体的には、富裕層が多い地域や会社が多い地域、飲み屋街が多い地域などであれば、多くの乗客が見つかりやすいです。
その他、坂が多く歩くのが大変な地域も、タクシーの需要が高い傾向にあります。
時間帯を意識する
流し営業では時間帯を意識することも大切です。
乗客が少ない時間帯にタクシーを走らせても、時間や体力が無駄になるケースが多いです。
逆に、以下のような時間帯を把握していれば、効率的な売上アップが期待できます。
・朝夕の通勤、通学の時間帯
・高齢者の通院の時間帯
・終電がなくなる時間帯 など
天候を把握する
天候を把握することも、タクシーの流し営業におけるポイントです。
雨が降り出したとき、多くの方は必然的に屋内に集まります。
また、傘を持っていない方は、施設の軒下などでタクシーを探すケースも増加します。
そのため、雨が降り出すタイミングに合わせて、周辺の複合施設などに車を走らせるのは有効です。
電車の運行状況を把握する
電車の運行状況についても、タクシーの流し営業では必ず把握すべきです。
例えば、悪天候や人身事故などで電車が止まっている場合は、迷わず駅に向かってタクシーを走らせましょう。
日頃はタクシーを使わない方でも、このようなケースでは乗車してくれる可能性が高いです。
イベント情報を把握する
流し営業では、周辺のイベント情報について把握することも大切です。
例えば夏の花火大会や盆踊り、コンサートやスポーツの試合といったイベント時には、開催場所に多くの人が集まります。
これらのイベントが終了する21~22時あたりの時間帯に近くを走行することで、人混みから抜け出したい方に乗車してもらうことができます。
乗客を迅速に運ぶ
タクシーの流し営業では、とにかく乗客を迅速に運ぶことが重要です。
流し営業の特徴は、乗客を降ろしたらすぐに新しい乗客を乗せられるという点です。
乗客を素早く目的地に運び、次の乗客を探しに行くことで、収益を最大化できます。
逆に、長距離の乗客はあまり狙わないようにするのがポイントです。
空車をアピールする
タクシーが流し営業で乗客に呼び止めてもらうには、空車であることをアピールしなければいけません。
そのためには、車間距離の取り方が重要です。
特に、大きなトラックなどが周囲に走行している場合、決して近づきすぎてはいけません。
空車であることどころか、タクシーが走っていることにすら気付かれない場合があります。
また、道路を走行する際は、左車線で先頭に立つことを意識すべきです。
まとめ
タクシーの流し営業では、ただ漠然と街中を走行してはいけません。
乗客を獲得し、売上をアップさせるために、試行錯誤する必要があります。
また乗客には質の良い接客、サービスを提供し、顧客満足度の向上も意識しなければいけません。
現時点での会社の評価、乗客の要望などを把握したいのであれば、E-Pサーベイproの活用も視野に入れてください。
簡単操作で、タクシー会社が知りたい情報を取得できます。