【NPS®対策】クリニックのMEOにおけるポイントについて

クリニックは非常に競争が激しい業界であり、近年は廃業の増加も目立っています。
そのため、各院は集患数を増やすために、さまざまな対策を取らなければいけません。
また基本的かつ重要な集患方法の一つに、MEOが挙げられます。
今回は、NPS®対策にもなるクリニックのMEOにおけるポイントを解説します。

MEOの概要

MEOは、Google検索やGoogleマップの検索結果において、特定のビジネス情報を上位表示させるための施策です。
MEOという単語は、Map Engine Optimization(マップ検索エンジン最適化)の略です。

クリニックを受診しようとする方は、インターネットを利用し、“地域名+診療科”という組み合わせで検索することが多いです。
このときMEO対策を行っているクリニックは、クリニック名が上位に表示されやすくなり、多くの患者さんの目に留まります。

そのため、クリニックがMEO対策を行うことはとても重要です。

クリニックにおけるMEOのポイント4選

クリニックがMEO対策を取る際には、主に以下のポイントを押さえるべきです。

・Googleビジネスプロフィールの情報を細かく記載する
・Googleビジネスプロフィールの情報を常に最新にする
・写真を充実させる
・口コミを集める

各ポイントについて詳しく説明します。

Googleビジネスプロフィールの情報を細かく記載する

クリニックのMEOでは、Googleビジネスプロフィールの情報を細かく記載することが大切です。

Googleビジネスプロフィールは、Googleが提供する情報管理ツールです。
登録すると、特定の地域名や関連度の高いカテゴリを含む検索において、クリニックの情報が一致すると表示されやすくなります。

クリニックはこちらのツールにクリニック名やカテゴリ、ビジネス拠点や営業日・営業時間、電話番号やウェブサイトなどの情報を登録しましょう。
これらの情報を充実させることは、クリニックのことについて知りたい患者さんのNPS®対策にもつながります。

Googleビジネスプロフィールの情報を常に最新にする

クリニックのMEOでは、クリニックの情報が更新されたと同時に、Googleビジネスプロフィールも更新すべきです。
そうしなければ、患者さんは正確な情報を取得することができず、NPS®の低下につながるおそれがあります。

また情報を最新にすることは、集客やNPS®向上だけでなく、電話問い合わせの減少にもつながります。

写真を充実させる

クリニックのMEOでは、Googleビジネスプロフィールに魅力的な写真を多く掲載するべきです。
写真は患者さんが最初に目にする情報であり、自院の印象を左右する重要な要素になるからです。

具体的には外観写真や内装写真はもちろん、サービスや商品写真、各スタッフの写真も掲載しましょう。
また写真を撮影する際は、明るさやピント、構図などに注意すべきです。

口コミを集める

クリニックのMEOにおけるポイントとしては、口コミを集めることも挙げられます。

クリニックの患者さんは、クリニック選定のポイントとして、口コミをチェックする傾向にあります。
口コミ数や評価の高いクリニックほど信頼性を獲得できるため、多くの口コミを集めて評価を上げていくことが大切です。

また口コミを集める方法としては、患者さんに口コミ投稿を依頼するポスターを配ったり、メールマガジンで配信したりする方法があります。
再診患者さんの場合、良い口コミを投稿してもらえる可能性が高いため、直接投稿を依頼してみるのも一つの手です。

ただし投稿に対して特典をプレゼントするなどの対価を払う行為は、Googleビジネスプロフィールの規約違反になるため、注意が必要です。

まとめ

クリニックのMEOは、集患対策やNPS®対策として必要不可欠なものです。
しかし、実際はそれほど力を入れていないクリニックが多いのも事実です。
集患数の減少やNPS®の低下に悩んでいる歯科クリニックは、ぜひこの機会に内容を見直しましょう。
また現時点でのNPS®や患者さんの意見については、E-Pサーベイを活用することである程度把握できます。