クリニックでよくある問題が人手不足です。
高齢化社会にあって需要に供給が追い付かないことなどが、こちらの主な原因です。
また人員が不足すると、サービスの質低下からNPS®も下がりやすくなります。
そのため、クリニックは離職者を減らす対策が必要です。
今回はこちらの内容について解説します。
【NPS®対策】クリニックの離職者を減らす方法5選
クリニックの人手不足やNPS®の低下を阻止するためには、以下の対策がおすすめです。
・院内の労働環境を見直す
・積極的にコミュニケーションを取る
・医療機器やシステムを整える
・休暇を取得しやすい環境をつくる
・入職後のフォローを手厚くする
院内の労働環境を見直す
クリニックの離職者を減らすには、まず院内の労働環境を見直すことが大切です。
具体的には給与を見直したり、福利厚生を充実させたりすることが求められます。
こうすることで従業員の満足度は向上し、他院に流出することを防止できます。
また労働環境を見直す際は自院の基準に捉われず、評判の良い他院を参考にしましょう。
自院の基準内では、それほど効果のある見直しが期待できません。
積極的にコミュニケーションを取る
クリニックの院長先生は、従業員と良好な関係を築くことも意識しましょう。
そのためには、積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。
具体的には、まず「ありがとう」「助かっています」といった声かけから始めます。
その後従業員の話を聞き、考えや気持ちに共感しながら交流を深めます。
院長先生がこのように率先して動くことで、従業員同士の関係性良化にもつながります。
ただしプライベートな情報を深掘りするのは逆効果になるため、注意してください。
医療機器やシステムを整える
医療機器や業務システムの整備は、従業員にとっても患者さんにとっても良いことです。
機器やシステムが古いと、従業員の業務における負担は増加します。
また患者さんに対するサービスの質やNPS®も低下するおそれがあります。
一方機器やシステムが新しいものであれば、これらの問題はすべて解決します。
もちろんコストの問題はありますが、少しずつでもアップデートしていくのが大切です。
休暇を取得しやすい環境をつくる
従業員の離職率を下げるためには、休暇を取得しやすい環境をつくることも大切です。
院長先生の中には、従業員が休暇を取得することに対しネガティブな方もいます。
しかし、実際はもっとポジティブに考えるべきです。
適度に休暇を取得してもらうことで、個々のパフォーマンスが上がると考えましょう。
もちろん従業員のパフォーマンス向上は、NPS®の向上にもつながります。
ひいては売上の向上も期待できます。
入職後のフォローを手厚くする
クリニックに新しい従業員が入職したときは、手厚いフォローを心掛けましょう。
新しい従業員は孤独感や不安感を感じやすいです。
このことから、既存の従業員よりも離職のリスクが高くなります。
そのため院長先生はこまめに声をかけ、教育担当者から報告を上げてもらいましょう。
こうすることで、離職してしまう前に対策を打てます。
また入職後1週間もしくは1ヶ月のタイミングで、個人面談を行うのも有効です。
面談の場では、わからないことや困ったことがないかをヒアリングします。
その上で、まずはクリアしてほしい低めの目標を具体的に伝えます。
目指す方向やミッションを具体化することで、安心してもらえる可能性があります。
まとめ
ここまで、クリニックの離職者を減らすための対策について解説してきました。
冒頭でも触れましたが、離職者を減らすことはNPS®対策にもつながります。
適切な人数の従業員なくして、高品質の医療の提供は実現できません。
また既存の従業員については、医療従事者としてのスキルアップが求められます。
このような場合には、E-Pサーベイを最大限活用しましょう。
