クリニックに訪れる患者さんの中には、当然男性も女性も含まれていますが、産婦人科や美容外科など、診療科目によっては、女性の割合の方が多いこともあります。
では、女性の患者さんのNPS®を向上させ、集患数を増やすためには、どのような工夫をすれば良いのでしょうか?
今回はこちらの点について解説します。
【NPS®対策】女性の患者さんを増やすためのポイント5選
女性の患者さんを多く取り込みたいクリニックは、以下のようなポイントを押さえ、NPS®向上を目指しましょう。
・居心地の良さをアップさせる
・清潔感をアップさせる
・女性の従業員を増やす
・女性特有の検診を導入する
・ポイント制度を導入する
居心地の良さをアップさせる
女性の患者さんのNPS®を向上させるためには、まず院内における居心地の良さをアップさせることが大切です。
例えば、待合室の席配置については、なるべく他の患者さんとの距離感が近くならないように、余裕を持った配置にすることが望ましいです。
また、低めで座り心地の良いイスを設置する、観葉植物を置く、間接照明を多用するなどの工夫も、集患数アップにつながります。
清潔感をアップさせる
女性の患者さんは、クリニックの清潔感も気にする傾向があり、細かい部分にもよく気づきます。
そのため、NPS®向上を目指すには、清潔感もアップさせなければいけません。
特に、クリニックの化粧室については、多くのアメニティを置くよりも、スッキリと清潔に保つことを優先しましょう。
また、ニオイがきつくない程度のお香やセントスティック、オーガニックな石鹸などが常備されている化粧室は好感度が高いです。
女性の従業員を増やす
女性の患者さんの方が割合の多いクリニックでは、なるべく女性の従業員を増やすのもおすすめです。
診察してもらう医師や看護師が女性である方が、女性の患者さんは安心しますし、悩みなども恥ずかしがらずに伝えやすくなります。
特に、婦人科などの診療科目では、性感染症や子宮、膣などの病気が疑われる場合に、内診という検査が行われますが、こちらは女性の医師に行ってもらいたいという患者さんが多いため、なるべく臨機応変に対応すべきです。
女性特有の検診を導入する
女性の患者さんのNPS®向上、集患数増加を目指すクリニックでは、女性特有の検診を導入することも検討しましょう。
例えば、レディースドッグの導入は、女性の患者さんを取り込むにはピッタリの方法です。
レディースドッグは、女性特有の検査をプラスした人間ドッグで、血液検査や身体測定、胃がん、肺がん、大腸がん検診といった内容に加え、乳がんや子宮頸がん検診などをまとめて行います。
また、こちらのサービスの検診についても、女性の医師が対応したり、割引が受けられるレディースデーを設けたりすることにより、さらに利用する方は増える可能性があります。
ポイント制度を導入する
一概には言えませんが、女性の中にはポイントを貯めて、お得に使いたいという方も多いです。
クリニックでは、そのような女性のNPS®を向上させるために、ポイント制度を導入することも検討してください。
具体的には、クリニックのWebサイトなどからログインし、ポイントを貯めたり、利用できたりするシステムを導入することで、少しでもお得に治療を受けたい女性が訪れやすくなります。
また、ランクアップによるポイント還元率の上昇など、さらにお得になる仕組みがあればなお良いです。
まとめ
クリニックが女性の患者さんのNPS®を向上させたり、集患数を増やしたりするためには、女性の多くが何を求めているかを把握しなければいけません。
また、女性の患者さんのニーズは、そのクリニックの立地や患者さんの層、診療科目などによって変わってくるため、具体的なニーズを知りたいというのであれば、E-Pサーベイを活用してみましょう。