患者満足度調査の結果は、クリニックにとって貴重なデータであり、業務の改善などに活用できます。
しかし、クリニックが自院で行う患者満足度調査にはさまざまな問題点があり、精度の高いデータを取得するには、それらを解決するための施策が必要です。
ここからは、具体的にどのような施策があるのかについて解説します。
アフターコーディング
回答者が自由回答や選択肢のその他欄に記入したテキストデータの内容、単語を分類し、その回答に分類コードを付けていく作業をアフターコーディングといいます。
こちらを実施することにより、定性データである自由回答の評価基準が曖昧になってしまうという問題点が改善されます。
つまり、定性データを定量化できるということです。
ただし、自由回答として記入した回答は、選択式質問で同じ回答を提示された場合と比べ、回答数が少ない傾向にあるため、選択肢として提示された場合の回答数と単純に比較するのは難しいです。
ランダマイズ
患者満足度調査のアンケート内にある質問の選択肢、指定された複数の質問を、対象者によって無作為な順序で表示することをランダマイズといいます。
ランダマイズを実施することで、選択肢の並び順によって選択されやすいあるいは選択されにくいといったことや、質問の並び順によって回答が偏ってしまうことを排除できます。
また、こちらはウェブ上での患者満足度調査だけでなく、紙媒体でも導入することが可能です。
具体的には、あらかじめ並び順の異なるアンケート用紙を同割合で準備し、患者様に配布することで実践できます。
エディティング
患者満足度調査のアンケートを回収した後、内容を点検し、回答不備を修正する作業をエディティングといいます。
具体的には、誤字・脱字のチェック、非常識な回答、いい加減な回答、論理的におかしい回答を発見し、修正を行うというものです。
ただし、内容によっては修正できるものとできないものがあり、ウェブ上での患者満足度調査の場合、回答データを無効化して扱うことが大半ですが、紙媒体での調査の場合、同じ処理をするだけかなりの時間を要することがあります。
まとめ
ここまで、患者満足度調査の問題点を改善するために、クリニックが導入すべき施策について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
E-Pサーベイは、クリニックが独自で行うのはハードルが高い患者満足度調査や従業員満足度調査、NPSなどを作成、集計または管理できるツールです。
また、調査をするにあたって不安な点については、運営会社であるグロースビジョンに相談することも可能です。
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