患者満足度調査で採用すべき回答形式の種類について

クリニックで患者満足度調査を実施する際には、患者様にアンケートを配布し、回答してもらう必要があります。

このとき、採用すべき回答形式には主に3つの種類があり、自院でアンケートを作成するのであれば、それぞれの特徴を抑えておく必要があります。

具体的に解説しますので、ぜひご覧ください。

SA

SAは“シングルアンサー(Single Answer)”の略であり、1つの質問に対して、複数の選択項目の中から1つだけ選ぶ回答形式です。

“単回答”、“単一回答”とも呼ばれます。

クリニックの患者満足度調査において、もっともポピュラーな形式であり、例えば「医師の対応はどうでしたか?」といった質問に対し、とても良い、良い、普通、悪い、とても悪いという5つの選択肢から1つを選んでもらうケースなどが当てはまります。

ちなみに、SAに対し、2つ以上選択できる回答形式を“MA(マルチアンサー)”といいます。

FA

FAは“フリーアンサー(Free Answer)”の略であり、回答内容が限定されておらず、患者様に自由に回答してもらう形式です。

選択式のように回答内容に制限がないため、アンケートを作成するクリニック側の想定していない回答を引き出せるというメリットがあります。

ただし、選択式と比べて、多くの文章や単語を記入しなければいけないことや、自由度が高いゆえに、患者様が考えなければ回答できないこと、回答が空白になりやすいことなど、デメリットも存在します。

また、SAなどのように、同一の結果となる回答件数を簡単にカウントできないため、定量的な分析を行うのにはあまり向いていません。

LA

LAは“リミテッドアンサー(Limited Answer)”の略であり、複数回答の回答数に制限をつける回答形式です。

アンケートに回答する患者様は、1つの質問に対して複数の選択項目の中から、制限数まで回答を選択することができます。

例えば、アンケート上で「クリニックで採用してほしいサービスを3つまでお選びください」といった指示を行い、キッズルームや売店など複数の選択肢の中から、患者様に選んでもらいたい場合などに採用します。

こちらの回答形式を採用することで、制限を設けない場合と比べて、クリニックは患者様の重要な回答や意見を絞ることが可能です。

まとめ

ここまで、患者満足度調査で採用すべき回答形式の種類や特徴を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

E-Pサーベイを活用すれば、さまざまな形式の質問が盛り込まれたアンケートが簡単に作成できます。

また、アンケート作成数に上限はないため、データの蓄積と分析に厚みを出したいというクリニックは、ぜひ詳細をチェックしてみてください。

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