【NPS®対策】患者様に好印象を与える白衣の選び方について

医師の印象は、ときにそのクリニックの印象そのものを左右します。
特に、院長先生の印象が与える影響は大きいです。
また、わかりやすく患者様への印象につながるのは、やはり医師の服装を含む見た目です。
ここからは、NPS®対策の一環として、患者様に好印象を与える白衣の選び方について解説したいと思います。

【NPS®対策】患者様に好印象を与える白衣の選び方4選

クリニックの医師が白衣を選ぶ際には、以下のポイントを押さえるべきです。

・細身のデザインを選ぶ
・シワになりにくい素材を選ぶ
・アクセントのあるものを選ぶ
・白以外の色を選ぶ

細身のデザインを選ぶ

クリニックがNPS®向上を目指すのであれば、白衣はなるべく細身のデザインのものを選びましょう。
このような白衣は、患者様に洗練された印象を与え、NPS®向上にもつながりやすいです。

逆に、サイズの大きいブカブカの白衣は、“白衣に着せられている”という印象を与えるだけでなく、だらしないようにも映ってしまうため、避けるのが無難です。

シワになりにくい素材を選ぶ

クリニックのNPS®向上を目指すのであれば、医師の白衣はシワになりにくい素材のものがおすすめです。

きちんと毎日洗濯されていても、シワだらけの白衣を着ていると、清潔感が半減します。
また、「いかにも忙しそう」という印象を与えることにより、患者様がなかなか質問しづらくなってしまうなどの悪影響も考えられます。

そのため、医師が着用する白衣は、ポリエステルの割合が多い素材や、ニット素材などが適していると言えます。

アクセントのあるものを選ぶ

患者様のNPS®向上を目指すのであれば、医師の白衣はアクセントのあるものがおすすめです。

例えば、一色で統一された白衣は、清潔感を与えられる可能性がある反面、ぼやけた印象を与えてしまうこともあります。

一方、一色の中に大きめのポケットや襟、差し色などが入った白衣を着用することで、医師の印象はスマートになり、印象の向上も期待できます。
また、身体のラインも引き締まって見えるため、診療科目によっては、医師としての説得力が増す効果もあります。

白以外のものを選ぶ

患者様のNPS®を向上させるためには、医師の白衣を選ぶ際、白以外のものを選ぶのもポイントです。

白衣という名称ではあるものの、こちらの色は白だけではありません。
実際は茶系統、青系統、緑系統など、さまざまなカラーバリエーションが用意されています。

茶系統は、茶色やベージュなどの色であり、こちらは患者様の緊張の緩和、安心感や信頼感の提供につながりやすいです。
また、青やネイビーなどの青系統は、患者様を精神的に落ち着かせる効果がありますし、緑系統は情緒の安定、癒しなどを与えてくれます。

その他、薄いピンクは、患者様に安心感や心理的な温かみを与える効果が期待できます。

ちなみに、白の白衣も決して悪くはありませんが、こちらは逆に患者様にプレッシャーを与え、精神的な負担を大きくする可能性があります。

患者様の中には、白衣高圧症という症状を持っている方がいます。
こちらは、クリニックが苦手な方や、何かしらのトラウマを抱えている方が、白い白衣を見ると緊張し、血圧が急激に高くなるという症状です。

そのため、クリニックではこのような患者様にも考慮し、さまざまなカラーバリエーションの中から、自院のコンセプトと合った白以外の色を選ぶようにしましょう。

まとめ

ここまで、NPS®対策の一環として、患者様に好印象を与える白衣の選び方について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
「キレイに洗濯さえしていれば問題ない」「白衣は白がベスト」と考えているクリニックの医師は、一度考えを改めるべきだと言えます。
また、患者様がどのような服装を求めているかについては、E-Pサーベイなどのツールを活用することでも把握できます。