クリニックの接遇や医療サービスの豊富さ、院内の清潔さなどは、患者さんのNPS®向上につながる要素です。
また、患者さんが見やすい、利用しやすいホームページをつくることも、NPS®スコアに大きな影響を与えます、
今回は、クリニックのホームページにおけるNGポイントについて解説します。
【NPS®対策】クリニックのホームページにおけるNGポイント6選
以下のようなクリニックのホームページは、患者さんにとって使い勝手が悪く、NPS®を低下させてしまうおそれがあるため、注意してください。
・デザインが悪い
・フォントがバラバラになっている
・行間が広い、狭い
・画像が少ない
・クリックする位置がわかりづらい
・ヘッダーの情報量が多い
デザインが悪い
ホームページのデザインについては、閲覧する患者さんによって好き嫌いが分かれますが、誰もが見やすいデザインを心掛けるのが大切です。
例えば、すべてのテキストを同じサイズ、同じ色で統一すると、患者さんはどこが重要なポイントなのかわからないため、重要な点については、文字を大きくしたり、目立つ色にしたりといった工夫が必要です。
また、オリジナリティを出すため、アニメーションが動くようなデザインにするケースも見られますが、こちらはホームページが開くまでに時間がかかる原因となるため、避けるのが無難です。
フォントがバラバラになっている
ホームページ内でさまざまなフォントが使用されていると、患者さんが読むのに疲れ、クリニックが伝えたいことが伝わらなかったり、NPS®の低下につながったりするため、こちらは避けるのが無難です。
行間が広い、狭い
クリニックのホームページにおける文章は、行間が広すぎても狭すぎても見にくくなります。
ブロガーのブログやショッピングサイトなどでは、閲覧者にわざと間を感じてもらうため、行間を広く空けているようなケースも良く見られますが、クリニックの場合は患者さんに煩わしさを感じさせないよう、1.5emを目安に行間を設定すべきです。
画像が少ない
内容的やデザインが優れた文章であっても、そればかりになってしまうと、ホームページは文字で埋め尽くされてしまいます。
また、ホームページを開いた瞬間から文字ばかりだと、患者さんは読む気が失せてしまうことも考えられるため、適度に画像を入れることを意識しましょう。
ただし、文章とまったく関連性のない画像は、かえってコンテンツが読みづらくなる可能性があるため、注意してください。
クリックする位置がわかりづらい
ホームページにリンクを貼る場合、クリックする位置がわかりづらいと、患者さんは使いづらさを感じ、NPS®にも影響が出てしまいます。
特に、予約フォームや診療時間、料金案内やアクセスといった、患者さんがよく利用するページのリンクがわかりづらい位置にあると、集患のチャンスロスにつながる可能性もあります。
そのため、リンクは色をわかりやすく変えたり、文字を大きくしたりして対応しましょう。
ヘッダーの情報量が多い
ホームページ内の全ページに共通で表示される上部のヘッダーには、通常クリニックの名前やロゴなどがデザインされています。
また、基本的には、これ以上の情報を盛り込む必要はありません。
ヘッダーの中に、クリニックの診療科目や電話番号、住所などを盛り込んでいる例も時折見られますが、こちらの情報量が多いと、患者さんに煩雑な印象を与えてしまいます。
まとめ
ここまで、NPS®を低下させてしまうクリニックのホームページにおけるNGポイントを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
患者さんのためにつくったホームページが、逆にNPS®の低下につながるというのは、非常にもったいないことです。
もし、患者さんの意見を聞いてホームページづくりに活かしたいというのであれば、E-Pサーベイの活用も検討してください。
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