NPS®は、クリニックにおける患者様のロイヤリティを数値化することができる指標です。
こちらは、算出することで今後の経営に活かすことが可能ですが、経済的に苦しいクリニックでは、まだまだ実施されていないのが現状です。
今回は、経済的余裕がないクリニックこそ、NPS®の計算方法を実施すべき理由について解説します。
デジタル化が進んでいなくても実施できる
NPS®では、患者様へのアンケート調査を行い、点数に応じて推奨者、中立者、批判者を分類した後、具体的なスコアを計算する方法が用いられています。
また、こちらのアンケートは自社ホームページなど、オンライン環境を利用することでより効率化を図ることができますが、もちろん紙媒体でも実施が可能です。
そのため、経済的な余裕がなく、院内全体のデジタル化が進んでいないクリニックでも、十分に実施できます。
ちなみに、近年はNPS®の計算方法を実施するためのツールも数多くリリースされているため、オンラインでアンケート調査を実施するとしても、クリニックが大がかりな準備をする必要性は少なくなっています。
統一のKPIに設定できる
KPIとは、重要業績評価指標とも呼ばれるもので、組織における業務のパフォーマンスを計測、監視するために置く指標をいいます。
また、NPS®は、クリニック全体や、サービスに関わる全部門といった、複数部門における統一のKPIとして設定することができます。
このように、NPS®を横断的なKPIとして定めることにより、看護部やリハビリテーション課、総務課などが連携しやすくなり、経済的に苦しいクリニックであっても、浮上のきっかけを掴みやすくなります。
今後の収益拡大を狙うことができる
NPS®の計算方法を実施することにより、クリニックにおける推奨者の多いサービスや医療行為などが明確になります。
また、推奨者の割合が多いのであれば、今後も高評価を得る可能性が高いため、サービスや医療行為により力を入れる、関連サービスや施術の導入を進めるといった判断も可能です。
そのため、現時点では経済的な余裕がないクリニックであっても、NPS®によって業績を回復させることは十分可能だと言えます。
まとめ
ここまで、経済的に苦しむクリニックこそ、NPS®の計算方法を実施すべき理由について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
E-Pサーベイは、わかりやすい操作でNPS®や患者満足度、従業員満足度などのアンケート調査を行うためのツールです。
また、長期的に調査を継続することにも向いているツールであるため、今後調査を実施しようと考えるクリニックは、ぜひ活用してください。
また、労働環境に関する従業員満足度を調査したい場合は、リーズナブルな価格、充実したテンプレート、簡単な操作でアンケートが作成できるE-Pサーベイを活用してください。
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