NPS®の計算した後のクリニックは、どうすれば数値を改善できるのか、その方法について考える必要があります。
また、このとき実践すべきことの1つに、患者様に提供するサービスの質を見直すことが挙げられます。
ここからは、NPS®の計算後、より良いサービスを提供する方法について解説します。
最低限実現すべきサービスの質について
NPS®の計算後、結果が思わしくなかったクリニックは、今一度現時点でのサービスの質をチェックしてみましょう。
このとき、最低でも以下のサービスを提供していなければ、今後NPS®向上は期待できないどころか、低下してしまうおそれがあります。
・基本価値
・期待価値
・願望価値
基本価値とは、患者様に対する、クリニックとして当然のサービスのことを指しています。
例えば、「患者様の電話に出る」「患者様の身体を診察して薬を処方する」といったことが当てはまります。
また、期待価値とは、文字通り患者様が期待しているサービスであり、「待ち時間を短くする」など、提供されなければクレームにこそつながらないかもしれないものの、不満には思われてしまうことをいいます。
そして、願望価値とは、不可欠な期待ではないものの、もし提供されれば患者様の高評価につながるサービスを指します。
具体的には、「予約日の変更に迅速に対応する」といった内容のサービスです。
NPS®の計算後、数値を向上させるためのサービスの提供方法
NPS®の計算後、数値を向上させるためには、前述したものよりワンランク上のサービスを提供しなければいけません。
それが予想外価値の提供です。
予想外価値とは、未知価値とも呼ばれるもので、患者様の期待や予想を超えるサービスを指しています。
提供されれば、患者様には満足を超える感動を体験してもらうことができます。
例えば、「雨の日、身体が不自由な患者様をクリニックの車で自宅まで送迎する」といった内容のサービスです。
もちろん、このようなサービスはクリニックにとって実践のハードルが高いですし、提供できるシーンも限定されます。
それでも、タイミングを見て適宜提供していくことで、患者様の中には「このクリニックがないと困る」という方が増加し、NPS®も必然的に向上していきます。
まとめ
ここまで、クリニックがNPS®の計算後、患者様により良いサービスを提供する方法を中心に解説してきました。
E-Pサーベイは、過去に一度もNPS®の計算をしたことがないクリニックであっても、比較的簡単に扱うことができるアンケートツールです。
また、こちらは患者満足度調査、従業員満足度調査を行う際にも活用できるため、ツールをお探しのクリニックはぜひ一度お試しください。
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