従業員満足度調査を実施するクリニックの中には、「思いの外、従業員の回答が集まらない」という悩みを抱えるところもあるかと思います。
回答率が低いと、結果の信憑性も下がり、なかなか課題を見つけることができません。
では、従業員満足度調査の回答率が下がる理由には、主にどのようなことが挙げられるのでしょうか?
質問数が多い
クリニックが従業員満足度調査を実施する際、さまざまな角度から課題を見つけようとするのは、決して悪いことではありません。
しかし、単純に質問数を多くしすぎると、従業員にモチベーションを維持してもらうことができず、回答率が下がってしまうおそれがあるため、注意してください。
また、回答の品質を保つためには、質問数を20~25問程度にするのが理想的です。
時間でいうと、10分以内に回答しきれるボリュームに設定することをおすすめします。
回答しづらい内容になっている
従業員満足度調査は、記名方式で実施する場合と、無記名方式で実施する場合の2パターンがあります。
また、質問項目の中には、院長先生に関する質問、上司に関する質問など、自身の回答内容を第三者(特に院長先生や上司)に知られる可能性があると感じた場合に、回答しづらいものが含まれることがあります。
このようなデリケートな内容の質問項目を含む従業員満足度調査は、無記名方式で実施し、個人を特定しないと公言した上で実施してください。
そうすることで、従業員における忌憚のない意見が集まり、今後の課題解決に大きく役立てることができる可能性があります。
回答する時間を確保できない
従業員満足度調査は、通常10分前後で回答できるように作成するものですが、普段の業務で忙しい従業員は、こちらのわずかな時間も確保できない場合があります
もちろん、自宅に持ち帰って回答してもらうという選択肢もありますが、こちらは用紙の紛失や回答率の低下につながるおそれがあります。
そのため、クリニックの診療時間が終了し、退勤するまでの間などに少しだけ時間を設け、従業員に回答してもらうようにしましょう。
このような方法であれば、従業員の負担を大きくすることがなく、なおかつ回答率も維持できます。
まとめ
ここまで、従業員満足度調査の回答率が下がる主な原因について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
従業員にとって答えやすく、なおかつ充実した内容の従業員満足度調査を実施したいクリニックは、E-Pサーベイの活用を検討してみてください。
一度活用することで、その使いやすさやコストパフォーマンスを実感していただけます。
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