従業員満足度調査における質問の量や順番、文言について

従業員満足度調査において、質問設計はとても重要な作業です。

こちらの作業の良し悪しが、そのまま調査の結果につながると言っても過言ではありません。

今回は、クリニックが従業員満足度調査の質問設計を行う際に意識したい質問の量、順番、文言に関するポイントを解説したいと思います。

従業員満足度調査における質問の量について

初めて自院で従業員満足度調査の質問設計を行うクリニックは、どれくらいの量の質問を用意すれば良いのか悩むケースも多いです。

結論からいうと、「〇問くらい」といった目安は存在しません。

ただし、従業員が回答に要する時間の目安は、おおよそ15分が望ましいとされているため、これくらいの時間で問題なく回答を完了できる質問量にすべきだと言えます。

そのため、最終的に質問項目のボリュームを確認する際は、一切設計に関わって来なかった身近な人物(従業員以外)に回答してもらい、時間を計測した上で判断することをおすすめします。

従業員満足度調査における質問の順番について

従業員満足度調査における質問の順番を決定する際には、もっとも聞きたい項目を最初に配置することが重要です。

理由としては、他の質問を先に聞いてしまうと、そちらに引きずられた回答になるおそれがあることが挙げられます。

また、逆に給与や人間関係など、従業員にとって答えづらい質問は後方に配置し、じっくりと考える時間を与えてあげることを意識しましょう。

従業員満足度調査における質問の文言について

従業員満足度調査における質問の文言は、従業員に制作者の意図が伝わりすぎないように注意すべきです。

例えば、「この質問はこういう回答がほしいのだろう」「このようなデータの裏付けがほしいのだろう」という風に従業員が勘付いてしまうと、そちらは客観的な調査とは言えなくなってしまいます。

つまり、特定の回答に誘導されている風に思わせてはいけないということです。

また、自由回答についてですが、こちらは文言だけでなく、多用しすぎないようにも気を付けなければいけません。

自由回答は従業員にとって回答の負担が大きいものですし、多用しすぎると“手抜き”や“逃げ”といった悪い印象を与えてしまいます。

まとめ

従業員満足度調査では、対象となる従業員に配慮しながら、適切な質問量、順番、文言を設計しなければいけません。

もし、一から設計を行うのが難しいというクリニックがいれば、ぜひE-Pサーベイを活用してください。

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