患者満足度調査を実施した後、クリニックは当然その内容について分析し、今後の経営改善に活かしていかなければいけません。
また、結果分析の際には、今後の経営改善につなげるため、特に注目したい質問項目がいくつかあります。
今回は、こちらの詳細について解説したいと思います。
知人に勧めたいかどうか
患者満足度調査の結果分析では、まず「知人に勧めたいかどうか」の結果に注目しましょう。
知人に勧めたいという患者様の気持ちは、そのクリニックに対する満足感の表れだと言えます。
つまり、こちらの質問項目における結果が良ければ、クリニックは質の高い医療やサービスを提供できているということになります。
具体的には、7~8割の患者様に“はい”と回答してもらうことができれば、良い結果と判断して良いでしょう。
逆に、こちらの質問項目において、あまり良い結果が得られなかったという場合は、クリニックにおけるハード面、ソフト面両方の要素を見直さなければいけません。
待ち時間はどれくらいの時間だったか
患者満足度調査の結果分析では、「待ち時間はどれくらいの時間だったか」という質問項目にも注目すべきです。
こちらは、先ほどの質問とは違い、患者様に5分以内、10分以内、20分以内、30分以上といった選択肢の中から、1つを選んで回答してもらいます。
このとき、“30分以上”と回答した患者様が多ければ多いほど、クリニックは苦痛を与えていると考え、改善しなければいけません。
具体的には、30分以上と回答した患者様が20%を超えないことを目標とします。
また、平均の待ち時間に関しては、10~15分程度に抑えられるよう、経営状況などを工夫する必要があります。
当院は100点満点中何点か
患者満足度調査の結果分析では、「当院は100点満点中何点か」という質問項目にも注目しましょう。
こちらは非常にわかりやすい指標であり、単純に点数が高ければ高いほど、総合的に満足してもらえているということになります。
もちろん、患者様が何を基準に採点しているかまでは、こちらの数字だけではわかりませんが、90点以上を平均的に獲得できるようになれば、クリニックの経営や接遇状況はかなり良好だと判断できます。
まとめ
ここまで、患者満足度調査の結果分析において、特に注目したい質問項目について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
E-Pサーベイでは、手軽に患者満足度調査が実施できる上に、優先的に改善すべきポイントがどこなのかについても“見える化”することが可能です。
興味のあるクリニック関係者の方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。
コメント