クリニックの従業員満足度調査は、今日実施することを決定し、すぐ明日からスタートできるようなものではありません。
しっかりと内容の濃いものにするためには、ある程度の事前準備が必要になります。
ここからは、主にどのような事前準備をすべきなのかについて解説したいと思います。
目的の明確化
クリニックの従業員満足度調査を行うにあたって、真っ先に考えるべきことは、実施の目的を明確にすることです。
実施の目的によって、質問項目の内容や調査方法、分析方法などは変わってきます。
また、ポピュラーな実施目的としては、「従業員の声から現場の課題を見つけ出したい」「離職率を低下させたい」といったことが挙げられますが、他にも以下のようにさまざまな目的があります。
・従業員におけるモチベーションの源泉を明らかにしたい
・働く喜びについて調査し、採用活動に利用したい
・現場の思いやアイデアを把握したい
・パワハラやセクハラが存在しないかどうかを調べたい
・人事制度の運用状況や労務状況を明らかにしたい
・女性が活躍できる土台があるかどうかを調べたい など
対象者の決定
従業員満足度調査を行う際に必要な事前準備としては、対象者の決定も挙げられます。
クリニックでは、正社員や契約社員、派遣社員やパートなど、さまざまな雇用形態の従業員が勤務しますが、目的によっては、すべての従業員を対象にする必要がない場合もあります。
逆に、すべての従業員を対象にしなければ、調査の効果が薄れることも考えられます。
例えば、現場のよりリアルな状況を把握したい場合は、パートの従業員なども対象にし、声を聞くことをおすすめします。
調査方法の決定
調査方法の決定も、クリニックが従業員満足度調査を行うにあたって必要な事前準備です。
こちらも、対象者を決定する場合と同じく、調査の目的に応じて臨機応変に変えていかなければいけません。
例えば、現場のパワハラやセクハラなどについて調査することが目的の場合は、記名調査ではなく無記名調査にすべきです。
また、Webによる実施なのか紙媒体による実施なのか、質問項目を自院で作成して行うのか外注するのかといった点も、重要なポイントです。
まとめ
クリニックの従業員満足度調査は、事前に取り決めた内容やルールに則り、計画通り進めることで初めて効果を発揮します。
一から準備するのが難しい、あるいは準備に費やせる時間が少ないというクリニックは、E-Pサーベイの利用を検討してみましょう。
リーズナブルな価格設定かつ少ないステップで、目的に合ったアンケートを簡単に作成できます。
コメント