クリニックの従業員満足度向上は、業務の効率化や生産性アップ、離職率の低下や患者満足度向上など、さまざまなメリットにつながります。
また、従業員満足度向上を目指すクリニックの取り組みの1つに、“働き方改革”が挙げられます。
今回は、こちらの内容について、具体的に解説したいと思います。
働き方改革とは?
働き方改革とは、一言でいうと、“多様で柔軟な働き方ができる社会をつくるための改革”のことをいいます。
働く人の環境を整備し、50年後も人口1億人を維持し、家庭・職場・地域で誰もが活躍できる社会を目指すことが目的です。
また、近年はクリニックを含む職場単位でも、ワークライフバランスや多様な人材が働きやすい環境づくりが推進されていて、こちらも当然働き方改革の一環と言えます。
では、こちらは主にどのような取り組みを指すのでしょうか?
長時間労働の改善
クリニックには、長時間労働が常態化しているところも多いです。
ただでさえ、人手が足りていないにもかかわらず、ここ最近はコロナの影響もあり、長時間労働を阻止できないケースが後を絶ちません。
しかし、このような状況を放置していると、当然従業員満足度は低下し、離職者の増加や業務の品質低下などにつながってしまいます。
そのため、クリニックは以下のような対策により、長時間労働を緩和できるように努めましょう。
・経営者からの定時退職を促すメッセージ発信
・管理職のマネジメント研修
・勤怠管理システムの導入 など
特に重要なのは、管理職のマネジメント研修です。
長時間労働の原因は、仕事量の多さや人員不足だけとは限りません。
クリニックの管理職が従業員一人一人の能力を引き出せていないことが原因の場合もあるため、現状確認の意味も込めて、一度管理職研修を行いましょう。
ジェンダー平等を実現する環境整備
ジェンダー平等とは、ジェンダー(社会的格差)にかかわらず、社会全体のさまざまな状況において、個人が平等な状態にあることをいいます。
クリニックにおいては、こちらを実現するための環境整備も、働き方改革の一環として導入すべきです。
具体的には、出産をした女性が子育てをしながら働くために、短時間勤務制度、育児休業制度を採り入れるなど、雇用条件や待遇を改善することが挙げられます。
特に、クリニックは女性が多く活躍する職場であるため、このような取り組みは必須です。
まとめ
ここまで、従業員満足度向上を目指すクリニックが導入すべき、働き方改革の内容について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
前述した取り組みは、決して特別なものではなく、従業員を大切に扱うにあたって必要不可欠なものです。
自院の従業員満足度が気になるクリニックは、一度E-Pサーベイを利用してみてください。
コメント