クリニックが従業員との関係性を良くすることは、経営を円滑化したり、拡大したりするにあたって、非常に重要な要素です。
また、従業員から見たクリニックの評価、関係性などがわかる指標の1つに、“従業員エンゲージメント”というものがあります。
今回は、こちらの概要と向上させる方法について解説しましょう。
従業員エンゲージメントの概要
従業員エンゲージメントは、従業員のクリニックに対する愛着や信頼を指す言葉です。
具体的には、クリニックの方向性や理念に共感し、なおかつ目的を達成するために貢献しようという自発的な意欲、能力などを指します。
従業員エンゲージメントが高い従業員が増えると、クリニックの生産性は向上しますし、他にも組織力の強化、離職者の減少といったさまざまなメリットが生まれます。
ちなみに、従業員エンゲージメントと似た言葉に“従業員満足度”がありますが、こちらは似て非なるものです。
従業員満足度は、職場環境や人間関係、福利厚生、給与などで計測される従業員の“満足度”であり、愛着や信頼とはまた少し意味が異なります。
クリニックが従業員エンゲージメントを向上させる方法
・適切な人材配置
クリニック側が、従業員に任せる業務とその人物のスキル、性格などをマッチさせることで、「上層部は自身のことを理解し、考慮してくれている」という良いイメージを持ってもらうことができます。
・健康への気遣い
従業員の健康を気遣い、ワークライフバランスが取れるような労働環境にすることでも、従業員エンゲージメントは向上します。
・正当な人事評価
透明性が高く、なおかつ納得できる人事評価を行うことで、従業員は「自身の働きが正当に評価されている」と感じ、積極的に業務に取り組んでくれるようになります。
・コミュニケーションの活発化
クリニック内のコミュニケーションを活発化させ、人間関係を良好にすることで、必然的に上層部と従業員との関係が深まり、それが次第に愛着や信頼につながります。
これら以外にも、クリニックは以下のような方法で従業員エンゲージメントを高めることが可能です。
・インセンティブの導入
・企業理念の指導
・新人教育の徹底 など
まとめ
ここまで、クリニックが意識すべき従業員エンゲージメントを向上させる方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
E-Pサーベイでは、従業員エンゲージメントの向上につながる患者満足度、従業員満足度を計測することが可能です。
簡単な操作でさまざまなアンケートを作成できるため、興味があるクリニックはぜひ活用してみてください。
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