従業員満足度は、文字通り従業員における勤務先に対しての満足度を指し、クリニックはあらゆる施策によって向上させることが可能です。
また、クリニックの従業員満足度は、“動機付け要因”と“衛生要因”の2つで構成されています。
今回はこれらの概要や違いなどについて解説していきたいと思います。
動機付け要因とは?
クリニックの生産性に直接関わる要因を動機付け要因といいます。
わかりやすくいうと、従業員が業務に対して感じる“やりがい”であり、さらに細かく分けると以下の5つが該当します。
・達成すること
・承認されること
・仕事そのものへの興味
・責任、権限
・昇進、成長
業務そのものに達成感があったり、上司や同僚から承認、称賛されたりすることで、必然的に従業員はやりがいを感じやすくなります。
また、クリニックが理念や運営方針を共有すれば、仕事への興味も湧きやすいですし、ある程度の責任や権限を与えたり、適切な昇進制度を採り入れたりすることでも、従業員はやりがいを感じやすく、クリニックに対して強い満足感を抱きやすくなります。
逆に、やりがいを感じていない従業員が増加すると、生産性が低下したり、優秀な従業員が離職してしまったりする可能性が高くなるため、注意しなければいけません。
衛生要因とは?
衛生要因は、“不満足要因”とも呼ばれるもので、端的にいうと“整っていなければ従業員の意欲が低下する要因”をいいます。
より具体的にいうと、以下のものが当てはまります。
・給与
・福利厚生
・会社の方針、管理体制
・人間関係
・監督
仕事のやりがいを指す動機付け要因、仕事の不満に関わる要因である衛生要因はセットで考えるべきものであり、中でも衛生要因は真っ先に整備しなければいけません。
特に注力すべきなのは人間関係であり、こちらは単純な施策による解決が難しいだけでなく、早期離職の大きな原因となるため、注意が必要です。
どれだけクリニックの従業員にとってやりがいのある仕事であっても、ほとんどの方は生活のことを考えて離職を選びます。
つまり、給与や福利厚生、人間関係などが整っていなければ、従業員のモチベーションアップにはつながらないということです。
まとめ
ここまで、クリニックの従業員満足度を構成する動機付け要因、衛生要因について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
従業員満足度の向上は、患者満足度の向上、ひいてはクリニックの経営規模拡大にもつながります。
気になるクリニック関係者の方は、ぜひ一度“E-Pサーベイ”を活用して従業員満足度を計測し、経営に活かしてください。
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